リーダーシップのおすすめ本9選|立場と悩み別の選び方と忙しくても読み切るコツ

リーダーシップのおすすめ本9選|立場と悩み別の選び方と忙しくても読み切るコツ

初めて部下を持ったときや、チームが思うように動かないときに、リーダーシップのおすすめ本を探してみたことはありませんか?

書店に行っても検索しても、リーダーシップの本は何十冊も並んでいて、どれが今の自分に合うのか分からなくなっちゃいますよね。

リーダーシップの本は、今の立場と悩みで選べば外しません。学び始めなのか、初めて部下を持ったのか、チームが動かないのか、組織のトップなのかで、読むべき本ははっきり分かれるんです。

この記事では、立場と悩み別にリーダーシップのおすすめ本9冊を、書名・著者・出版社・発行年と向く人まで紹介します。管理職や経営者が実際にどれくらい本を読んでいるかの調査と、忙しくても読み切るための読み方もお伝えします。

目次
ManaBeラボ 浦地純也
  • 株式会社ManaBeラボ代表取締役
  • 中学校、高等学校理科教員免許
  • 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
  • カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格

2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。

その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。

2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。

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リーダーシップとは方向を示して人を動かすこと

コッターが示すリーダーの3つの行動の図。方向性の設定、人心の統合、動機づけで変化に向けて人が動く

リーダーシップとは、組織が進む方向を示し、人をその方向にまとめて動かす力のことです。本を選ぶ前にこの中身を知っておくと、どの本が自分の悩みに効くのかが見えやすくなります。

リーダーとマネジャーの役割の違い

リーダーの仕事は変化に向けて人を動かすことで、計画どおりに仕事を回すマネジャーの仕事とは別のものです。

ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授のジョン・P・コッターは、著書『リーダーシップ論』でリーダーの行動を3つにまとめています。

出典:日経BOOKプラス「名著を読む『リーダーシップ論』」

  • 方向性の設定:環境の変化に合わせて、組織がどう変わるべきかを決める
  • 人心の統合:立場の違う人たちを、同じ方向にそろえる
  • 動機づけ:達成感や自尊心に働きかけて、一人ひとりの力を引き出す

課長や部長になると、予算や進捗の管理だけでも手いっぱいになりますよね。でもメンバーがついてくるかどうかは、この3つができているかで決まります。

リーダーシップは後から身につけられる

リーダーシップは生まれつきの資質ではなく、経験と学びで後から身につけられるものです。

『リーダーシップの旅』(光文社新書)は、「社長になろうと思って社長になった人はいても、リーダーになろうと思ってリーダーになった人はいない」という言葉で始まる本です。

リーダーは、自分の行動の結果としてリーダーになっていく、という考え方です。カリスマ性がないから向いていない、と思う必要はありません。

しゃっく

自分はリーダーの器じゃない、って悩む人ほど真面目なんですよね。器は最初からあるものじゃなくて、学びながら広げていくものなんです。

リーダーシップの本は立場と悩みで選ぶ

リーダーシップの本を立場と悩みで選ぶ図。学び始めは入門書と古典、初めて部下を持ったら管理職の仕事の型、チームが動かないなら人を動かす本と心理的安全性の本、組織のトップは経営者の視点の本

リーダーシップの本は、人気順ではなく、今の立場と悩みで選ぶのがいちばん効きます。同じリーダーシップでも、初めて部下を持った人と経営者では、必要な知識がまったく違うからです。

4つの立場と合う本の種類

リーダーの悩みは、大きく4つの立場に分けられます。

立場・悩みよくある場面合う本の種類
学び始めリーダーシップとは何かを知りたい考え方の土台をつくる入門書・古典
初めて部下を持ったプレーヤーの癖が抜けず自分で抱え込む管理職の仕事の型を学ぶ本
チームが動かない部下が意見を言わない、言っても動かない人を動かす・心理的安全性の本
組織のトップ会社の方向と後継者を決める経営者の視点で組織を見る本

管理職になったら読む本を探している人は2つ目、経営者向けのおすすめ本を探している人は4つ目から選ぶと迷いません。

迷ったら入門書から読む

どの立場にも当てはまる気がして迷ったら、リーダーシップの考え方の土台をつくる入門書から読んでください。土台がないまま実務の本を読むと、書いてあるコツを自分の職場にどう当てはめればいいかが分からないからです。

おすすめの順番は次の3段階です。

  • 土台をつくる:リーダーシップとは何かを知る
  • 型を覚える:今の立場で必要な仕事の型を学ぶ
  • 視野を広げる:組織全体や経営の視点を持つ

このあと紹介する9冊も、この順番に並べています。

リーダーシップのおすすめ本9冊

リーダーシップを学ぶ本として私がおすすめするのは、次の9冊です。4つの立場の順に紹介します。

立場書名著者向く人
学び始めリーダーシップ入門金井壽宏リーダーシップを基本から学びたい人
学び始め第2版 リーダーシップ論ジョン・P・コッターリーダーとマネジャーの違いを知りたい人
学び始めリーダーシップの旅野田智義、金井壽宏リーダーに向いていないと悩む人
初めて部下を持ったリーダーの仮面安藤広大プレーヤーの癖が抜けない人
初めて部下を持ったHIGH OUTPUT MANAGEMENTアンドリュー・S・グローブ1対1の面談や会議の進め方を知りたい人
チームが動かない人を動かす 改訂新装版D・カーネギー部下との関係に悩んでいる人
チームが動かない恐れのない組織エイミー・C・エドモンドソン会議で部下が意見を言わない人
組織のトップビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則ジム・コリンズ会社を次の段階に進めたい経営者
組織のトップ座右の書『貞観政要』出口治明トップとしての判断と聞く姿勢を学びたい人

リーダーシップを基本から学ぶ『リーダーシップ入門』

『リーダーシップ入門』は、リーダーシップを基本から学びたい人に最初に読んでほしい1冊です。理論を覚えるだけでなく、自分の経験からリーダーシップを身につける方法を教えてくれます。

  • 著者:金井壽宏
  • 出版社:日本経済新聞社(日経文庫)
  • 発行年:2005年
  • 向く人:リーダーシップを基本から学びたい人、初めてリーダー役を任された人
  • 紹介ページ:国立国会図書館サーチ

この本の柱は、自分の経験や身近なリーダーの観察をふり返って理論とすり合わせ、自分なりのリーダーシップの考え方を持つことです。各章には、読んだ内容を自分の経験と照らし合わせるための問いが置かれています。

読むときは、問いが出てくるたびに自分の職場の場面を1つ思い浮かべてみてください。それだけで、理論の本が自分の仕事の本に変わります。

リーダーとマネジャーの違いを知る『第2版 リーダーシップ論』

『第2版 リーダーシップ論』は、リーダーとマネジャーの違いをはっきり知りたい人に向く1冊です。先ほど紹介した、リーダーの3つの行動が書かれている本です。

  • 著者:ジョン・P・コッター(訳:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部、黒田由貴子、有賀裕子)
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発行年:2012年(1999年刊行の旧版の改訂版)
  • 向く人:リーダーとマネジャーの違いを知りたい人、組織の変革を任された人
  • 紹介ページ:ダイヤモンド社

コッターが『ハーバード・ビジネス・レビュー』に発表した論文をまとめた本で、リーダーシップとマネジメントの違いや、組織の変革の進め方が書かれています。

論文集なので、頭から全部読む必要はありません。今の自分の悩みに近い章から読むと、すぐ仕事に使えますよ。

リーダーに向いていないと悩んだら『リーダーシップの旅』

『リーダーシップの旅 見えないものを見る』は、自分はリーダーに向いていないと悩んでいる人に向く1冊です。リーダーシップを、本で覚える技術ではなく、自分の生き方の中で見つけていくものとして描いています。

  • 著者:野田智義、金井壽宏
  • 出版社:光文社(光文社新書)
  • 発行年:2007年
  • 向く人:リーダーに向いていないと悩む人、自分らしいリーダー像を探したい人
  • 紹介ページ:光文社

リーダーは役職で決まるのではなく、自分の内なる声に従って行動した結果として周りがついてくることで生まれる、という考え方が書かれています。

役職についたのに自信が持てない人ほど、肩の力が抜ける1冊です。

プレーヤーから頭を切り替える『リーダーの仮面』

『リーダーの仮面』は、管理職になってもプレーヤーの癖が抜けず、仕事を自分で抱え込んでしまう人に向く1冊です。管理職になったら読む本として、真っ先に名前が挙がる本の1つです。

  • 著者:安藤広大
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発行年:2020年
  • 向く人:初めて部下を持った人、部下との距離感に悩む人
  • 紹介ページ:ダイヤモンド社

著者は組織コンサルティング会社・識学の代表です。初めて部下を持つ人に向けて、ルールの決め方や、プロセスではなく結果で評価する考え方を説いています。

上司と部下には緊張感のある、ちょうどいい距離感があるという考え方が特徴です。

部下に好かれようとして、指示があいまいになっていないか。この本は、そこを見直すきっかけになります。

管理職の仕事の型を学ぶ『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』

『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』は、管理職として何に時間を使えばいいのかを知りたい人に向く1冊です。1対1の面談や会議の進め方まで、マネジャーの仕事を具体的に教えてくれます。

  • 著者:アンドリュー・S・グローブ(訳:小林薫)
  • 出版社:日経BP
  • 発行年:2017年(日本語版)
  • 向く人:管理職の仕事の型を知りたい人、会議や面談のやり方を見直したい人
  • 紹介ページ:日経BOOKプラス

インテルの元CEOである著者が、マネジャーは自分の部門の成果を最大にする活動にエネルギーを注ぐべきだという考え方から、1対1の面談、会議、評価のやり方までを書いた本です。シリコンバレーの経営者たちに読みつがれてきました。

会議を開く前に、この会議で何を決めたいのかを自分に問う。この1つを試すだけでも、会議の時間は変わります。

部下との関係を見直す『人を動かす』

『人を動かす』は、部下や周りの人との関係に悩んでいる人に向く1冊です。経営者が影響を受けた本を聞いた調査でも、上位に入っています。

  • 著者:D・カーネギー(訳:山口博)
  • 出版社:創元社(改訂新装版)
  • 発行年:2023年(原書の初版は1936年)
  • 向く人:部下との関係に悩んでいる人、注意の仕方や頼み方を見直したい人
  • 紹介ページ:創元社

人を動かす原則や人に好かれる原則など、人間関係の原則を、たくさんの実話をもとに紹介しています。2023年の改訂新装版は、約40年ぶりの大きな改訂です。

部下を動かすテクニックの本ではなく、相手の立場に立って考えるための本として読むと、毎日の声かけが変わります。

部下が意見を言える職場をつくる『恐れのない組織』

『恐れのない組織』は、会議で部下が意見を言わない、ミスの報告が遅いと感じている人に向く1冊です。心理的安全性という考え方を、たくさんの企業の例から説明しています。

  • 著者:エイミー・C・エドモンドソン(訳:野津智子)
  • 出版社:英治出版
  • 発行年:2021年
  • 向く人:会議で部下が意見を言わない人、チームのミスを早く見つけたい人
  • 紹介ページ:英治出版

著者はハーバード・ビジネス・スクールの教授です。心理的安全性は個人の性格ではなく集団の決まりごとで、なれ合いのぬるい職場ではなく成果を目指す職場のことだと説明しています。

部下が黙っているのは、やる気がないからとは限りません。言っても大丈夫だと思える場があるかを、まず見直してみてください。

会社を次の段階に進める『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』

『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』は、会社を次の段階に進めたい経営者に向く1冊です。良い会社が偉大な会社に変わるとき、どんなリーダーがいたのかを調べた本です。

飛躍した会社には、個人としての謙虚さと、職業人としての意志の強さをあわせ持つ第五水準のリーダーがいた、と書かれています。自分が去ったあとも続く組織と後継者を残すことを大切にする、というリーダー像です。

経営者向けのおすすめ本としてよく名前が挙がるのは、自分を目立たせるのではなく、組織を残すリーダー像を示しているからです。

トップとしての聞く姿勢を学ぶ『座右の書『貞観政要』』

『座右の書『貞観政要』』は、組織のトップとして判断し、部下の意見を聞く姿勢を学びたい人に向く1冊です。中国・唐の皇帝と家臣のやりとりをまとめた古典を、現代のリーダー論として読み解いています。

  • 著者:出口治明
  • 出版社:KADOKAWA(角川新書)
  • 発行年:2019年(新書版)
  • 向く人:トップとしての判断と聞く姿勢を学びたい人、耳の痛い意見を受け止めたい経営者
  • 紹介ページ:KADOKAWA

ライフネット生命の創業者である著者が、リーダーは部下に支えられているという考え方から、部下の意見の聞き方や権限の使い方、後継者の選び方までを解説しています。

立場が上がるほど、耳の痛いことを言ってくれる人は減っていきます。だからこそ、トップになった人に読んでほしい1冊です。

しゃっく

9冊を一度に読まなくて大丈夫ですよ。今の立場に合う1冊を選んで、明日の会議や面談で1つ試すところから始めてみてください。

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管理職と経営者の読書の実態

管理職と経営者は、一般の社員より多く本を読んでいます。そして、本を読むうえでの悩みの1位は、時間の確保です。

管理職と経営者は月に何冊読んでいるか

管理職と経営者は、月に3冊以上読む人の割合が一般の社員の2倍以上あります。

株式会社壺中天が2023年10月に働いている20代以上の528人に行った調査では、役職ごとの読書量は次のとおりでした。

出典:PR TIMES 2023年10月27日のプレスリリース

役職月1冊以上読む人月3冊以上読む人
メンバー52.6%18.1%
管理職79.0%43.0%
経営者66.6%38.3%
月3冊以上本を読む人の割合はメンバー18.1%、管理職43.0%、経営者38.3%という壺中天の調査の棒グラフ

経営者は月に何冊読むのかと気になって調べる人は多いですが、この調査では、経営者の4割近くが月3冊以上を読んでいました。立場が上がるほど、本から学ぶ量も増えていることが分かります。

経営者が影響を受けた本

経営者が影響を受けた本としていちばん多く挙げたのは、『7つの習慣』でした。

株式会社ラーニングエージェンシーが2020年に経営者100人に聞いた調査で、社会人になってから影響を受けた書籍の順位は次のとおりです。

出典:まいどなニュース 2020年10月27日

  • 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
  • 『生き方』稲盛和夫
  • 『人を動かす』デール・カーネギー

著者別では、稲盛和夫、スティーブン・R・コヴィー、ピーター・ドラッカーの順でした。経営者の愛読書には、リーダーシップの技術の本より、生き方や人との関わり方の原則を書いた本が並んでいます。

読書の悩みの1位は時間の確保

本を読むうえでの悩みの1位は、時間の確保でした。

先ほどの壺中天の調査で、読書の課題を聞いたところ、いちばん多かったのが時間の確保(39.5%)です。2位の読んだ内容の定着(24.3%)を大きく上回っています。

管理職や経営者は、会議や面談、決裁の書類に1日の大半を取られていますよね。読みたい本はあるのに、読む時間が取れない。リーダーシップの本を探している人の多くが、この悩みを抱えているはずです。

9冊を読み切るには時間が足りない

今回の9冊を平均的な速さで1回ずつ読むと、合計で約30時間かかります。1日30分ずつ読むなら、読み終えるまでに約2か月です。

9冊を読むと約30時間かかる

計算の前提は次の2つです。

  • 日本人の平均的な読む速さは、1分あたり約500字
  • 新書やビジネス書は、1冊およそ10万字が目安

10万字を1分500字で読むと200分、つまり1冊で約3時間20分です。9冊なら約30時間になります。

リーダーシップの本9冊を読み切る時間の図。1分500字で約30時間、1分1000字で約15時間、1分2000字で約7時間30分

読む速さが変わると、同じ9冊でもかかる時間は大きく変わります。

読む速さ1冊にかかる時間9冊にかかる時間1日30分で読み切るまで
1分500字約3時間20分約30時間約60日
1分1,000字約1時間40分約15時間約30日
1分2,000字約50分約7時間30分約15日
しゃっく

え、たった9冊で2か月?って思いますよね。しかも忙しい時期が来ると、1日30分の読書がいちばん先に削られちゃうんです。

途中で止まって積読になる本が出てくるのは、意志が弱いからではありません。読む速さと、読みたい量の計算が最初から合っていないだけなんです。

本は全部読み切らなくていい

リーダーが本から学ぶのに、1冊を最初から最後まで読み切る必要はありません。

比較文学者で詩人の管啓次郎さんのエッセイ集『本は読めないものだから心配するな』には、本に「冊」という単位はない、という一節があります(出典:この本を紹介した書評記事)。

本は筑摩書房のちくま文庫から2021年に出ていて、単行本は2009年に左右社から刊行されました。

本は1冊ずつ完結したものではなく、ほかの本や読む人の経験とつながりながら読まれていくもの、という考え方です。この本は、本を読んで忘れるのはあたりまえだとも書いています。

全部読めなかった、内容を忘れてしまった、と自分を責める必要はないんです。

リーダーに必要なのは要点を速くつかむ読み方

全部読まなくていいとしても、どこが大事なのかを速くつかむ読み方がなければ、必要な所にたどり着けません。

1冊の中で今の自分に必要なのは、たいてい数章ぶんです。その数章を見つけるには、まず全体をざっと読み、骨組みと要点をつかむ必要があります。

だからリーダーが本から学び続けるには、本を選ぶ力と同じくらい、要点を速くつかむ読み方が大事になります。

読む時間を縮める速読法GSR

理解を落とさずに読む速さを上げて、リーダーが本から学ぶ時間をつくるのが、私が教えている「速読法GSR」です。

ここで、なぜリーダーシップの本を紹介する記事で速読の話をするのかをお話しさせてください。

リーダーが本から学ぶときにいちばんの壁になるのは、本選びではなく読む時間でしたよね。そして、全部を読まなくても、要点を速くつかめれば本から学べることも見てきました。

1冊ずつ時間を工面して読むのも、1つの方法です。でも読む速さそのものを上げれば、9冊を読み切る時間も、毎日の資料やメールを読む時間もまとめて縮みます。

速読と聞くと、ページを飛ばして読むことを想像しますよね。でもGSRは、脳の使い方を変える読み方のトレーニングです。

頭の中の音読を減らして速さを上げる

GSRでは、頭の中で文字を音にしながら読むクセを減らして、ラクに読める速さそのものを上げます。

多くの人は黙読をしていても、頭の中では文字を声に出しています。この「内声化」があると、声に出せる速さが、そのまま読む速さの上限になってしまうんです。

そこで、文字を見て意味を取る読み方に慣れ、速いスピードで文字を見る練習で脳を速さに慣らしていきます。目の筋肉を鍛えるのではなく、脳の処理を速さに慣らすトレーニングです。

要点を先につかんで理解を落とさない

GSRは読むゴールを、全部の理解から要点の理解に切り替えるので、速く読んでも大事な所は頭に残ります。

今までと同じ読み方のまま速さだけを上げれば、理解は落ちます。だからGSRでは、先に骨組みと要点をつかみ、細かい所は必要になったときに読み直します。

速読法GSRは頭の中の音読を減らしてラクに読める速さを上げ、骨組みを先につかんで読むゴールを要点に絞り、本から学ぶ時間を生む図

100%理解したまま何倍もの速さで読める、という魔法ではありません。読んでも忘れてしまう細部より、仕事で使う要点に力を使う読み方なんです。

受講生は仕事の時間そのものが変わっている

GSRを学んだ受講生には、読む速さだけでなく、仕事にかかる時間そのものが変わった人がいます。

6週間で学ぶGSRオンラインマスタースクールは、2026年4月時点で累計31期・1,215名が受講しています。

受講期間の6週間で、読書速度の成長率は中央値20.68倍でした(出典:PR TIMES 2026年4月8日のプレスリリース。受講生の一部を抜き出したデータ)。

受講者の声_益永比呂子さん

受講者の声_本図木綿子さん

2人に共通しているのは、速く読めるようになって時間が生まれ、そのうえで読んだことを仕事に使えるようになったことです。職員を抱えて忙しい毎日を送っていた人でも、読み方を変えれば時間はつくれます。

しゃっく

リーダーシップの本を何冊も読むなら、先に読む時間を縮める読み方を手に入れた方が、1冊1冊から学べる量もずっと増えますよ。

リーダーシップの本を探している今が、読む速さを変えるいちばんのタイミングです。まずは無料の入門動画講座で、理解を落とさずに速く読む読み方を体験してみてください。

動画を最後まで見ると、通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加できます。

速読法GSR入門講座動画はこちら。最後まで視聴して頂いた方限定で通常5,000円のオンライン体験会が無料になります

悩み別に読みたい記事

当てはまる悩みから読んでみてください。

リーダーシップの本についてよくある質問

Q. リーダーシップの本は、まず何から読めばいいですか?

迷ったら『リーダーシップ入門』(金井壽宏、日経文庫)から読むのがおすすめです。自分の経験をふり返りながら、リーダーシップの考え方の土台をつくれます。そのあとは、初めて部下を持ったなら『リーダーの仮面』、チームが動かないなら『恐れのない組織』のように、今の悩みに合う本へ進んでください。

Q. 管理職になったら最初に読む本はどれですか?

初めて部下を持ったなら、『リーダーの仮面』(安藤広大、ダイヤモンド社)と『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』(アンドリュー・S・グローブ、日経BP)がおすすめです。前者はプレーヤーから管理職へ頭を切り替える考え方を、後者は面談や会議など管理職の仕事の型を教えてくれます。

Q. 経営者におすすめのリーダーシップの本はありますか?

組織のトップには、『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(ジム・コリンズ、日経BP)と『座右の書『貞観政要』』(出口治明、角川新書)がおすすめです。経営者100人の調査では、影響を受けた本の1位が『7つの習慣』、2位が『生き方』、3位が『人を動かす』でした。

Q. 経営者や管理職は、月に何冊くらい本を読んでいますか?

2023年の壺中天の調査では、月に3冊以上読む人の割合は、管理職で43.0%、経営者で38.3%でした。一般の社員(18.1%)の2倍以上です。月1冊以上読む人の割合も、管理職は79.0%、経営者は66.6%と、社員より高くなっています。

Q. リーダーシップは本を読むだけで身につきますか?

本を読むだけでは身につきにくいです。リーダーシップは、本で学んだ考え方を職場で試し、その経験をふり返ることで身についていきます。1冊読んだら、明日の会議や面談で1つ試す。この読む・試す・ふり返るをくり返すことが近道です。

Q. 忙しくてリーダーシップの本を読む時間がありません。どうすればいいですか?

全部を読み切ろうとせず、今の悩みに関係する章から読んでください。9冊を平均の速さで読むと約30時間かかるので、1冊を丁寧に読み切るより、要点を速くつかむ方が学べる量は増えます。読む速さそのものを上げれば、同じ時間で読める本も増やせます。

まとめ

リーダーシップの本は、今の立場と悩みで選び、要点を速くつかむ読み方で読むことで仕事に活きます。

  • リーダーシップとは、方向を示し、人をまとめ、一人ひとりの力を引き出すこと
  • 本は、学び始め・初めて部下を持った・チームが動かない・組織のトップの4つの立場で選ぶ
  • おすすめは『リーダーシップ入門』『第2版 リーダーシップ論』『リーダーシップの旅』『リーダーの仮面』『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』『人を動かす』『恐れのない組織』『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』『座右の書『貞観政要』』の9冊
  • 管理職と経営者は社員より多く読んでいるが、読書の悩みの1位は時間の確保
  • 9冊を平均的な速さで読むと約30時間かかる

リーダーとして本を読み切れずにいるのは、あなたの努力が足りないからではありません。忙しいリーダーの時間に合う読み方を、誰にも教わってこなかっただけなんです。

今日はまず、今の立場に合う1冊を決めてください。

そのうえで、その1冊も、その先の何冊も読み切れるリーダーになりたいなら、迷わず無料の入門動画講座を受け取ってください。読む速さを変えれば、本から学ぶ時間は、ここから大きく増やせます。

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