中間管理職のストレスがたまり続けて、このままで大丈夫なのかと不安になっていませんか。上からは数字を求められて部下からは相談が届き、自分の仕事は夜に回る。休みの日も仕事のことが頭から離れないとつらいですよね。

結論から言うと中間管理職のストレスは役割が重なる立場から生まれます。あなたの気持ちが弱いからではありません。抱えている仕事を分けて減らせば、同じ立場のままでも負担は軽くできます。
この記事では中間管理職のストレスの原因6つと限界のサイン、今日からできる対処法を紹介します。
中間管理職の負担には部下の報告や会議の資料など読むものの多さも含まれます。読む時間をどこまで縮められるかは、下のボタンから受け取れる無料の入門動画講座で確かめられます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
中間管理職がストレスを抱えやすいのは役割が重なる立場だから
中間管理職がストレスを抱えやすいのは、3つの役割を同時に担う立場だからです。上と下をつなぎ、自分の担当の仕事も持ち、部下も育てます。

上と下と横のすべてとやり取りする
中間管理職は経営層の方針を部下に伝え、現場の声を上に上げるつなぎ役です。
そのうえ他部署との調整も入ります。どの相手にも事情があり、全員が納得する答えはなかなかありません。
仕事の量と求められることが増え続けている
上場企業の課長809人に聞いた調査では、2019年と比べて業務量が増えていると答えた課長が38.3%でした。
同じ調査では知識やスキルの更新が常に求められていると答えた課長が44.4%いました(産業能率大学 第7回 上場企業の課長に関する実態調査)。仕事が増えるうえに学び続けることも求められているわけです。
しゃっくつらいと感じるのは、それだけ多くの役割を一人で受け止めているからなんです。
中間管理職のストレスの原因6つ
中間管理職のストレスの原因は6つに分けられます。どれが自分にいちばん重いかを確かめると、どこから手をつけるかが決まります。


1. 上からの指示と部下の声の板挟み
1つ目は上と下の間に立つ板挟みです。
上からは目標の数字が届き、部下からは無理だという声が上がります。どちらの言い分も分かるからこそ、間に立つ人の気持ちがすり減ります。
2. 自分の担当の仕事も抱えている
2つ目は管理職の仕事と自分の担当の仕事を両方持っていることです。
部下を見ながら自分の数字も追うので、部下の相談に乗った分だけ自分の仕事が夜や休日に回ります。
3. 責任は重いのに決められる範囲が狭い
3つ目は責任に対して決められる範囲が狭いことです。
結果の責任は問われるのに、予算や人を動かす権限は上にあります。自分で決められないことの責任を負うのは強いストレスになります。
4. 部下に言いにくいことを伝える役目
4つ目は部下に言いにくいことを伝える役目です。
評価の結果や仕事のやり直しなど、相手が喜ばない話を伝えるのも管理職の仕事です。言い方に気をつかうほど、伝える前から気が重くなります。
5. 読むもの・確かめるものが積み上がる
5つ目は報告や資料など読むものの多さです。
部下の報告・会議の資料・上からの通達・他部署からのメールがすべて手元に集まります。読み切れないまま次の仕事が来るので、いつも何かを残している感覚が消えません。
6. 弱音を吐ける相手がいない
6つ目は悩みを話せる相手がいないことです。
部下には弱いところを見せにくく、上司には評価が気になって相談しにくい。同じ立場の人とは忙しくて話す時間がなく、一人で抱え込みやすくなります。
中間管理職のストレスが限界に近いサイン
ストレスが限界に近づくと眠り・気持ち・行動に変化が出ます。次の表で当てはまるものがないか確かめてください。
| 分野 | 出やすいサイン |
|---|---|
| 眠り・体 | 寝つけない・夜中や朝早くに目が覚める・疲れが休日も抜けない |
| 気持ち | 部下の小さなミスにいら立つ・何をしても楽しくない |
| 行動 | 休日もメールを開いてしまう・決めることを先延ばしにする |


当てはまるものが多く、しばらく続いているときは一人で抱えないでください。厚生労働省の働く人の相談窓口では、電話やSNSで相談でき、近くの医療機関も探せます(こころの耳 相談窓口案内)。



サインに気づけたこと自体が大事な一歩です。早めに休むことと話すことを選んでくださいね。
中間管理職のストレスを軽くする5つの対処法
中間管理職のストレスは、抱えている仕事を分けて減らすことで軽くできます。同じ立場のままでも始められる5つの方法を紹介します。


抱えている仕事を書き出して1つ手放す
1つ目は今の仕事をすべて書き出して手放す仕事を1つ決めることです。
頭の中にあるだけの仕事は実際より多く重く感じます。紙に出すと部下に任せられる仕事や、やめても困らない仕事が見えてきます。


上からの指示は目的を確かめてから伝える
2つ目は上からの指示を部下に伝える前に目的を確かめることです。
なぜその数字が必要なのかが分かれば、部下にも自分の言葉で説明できます。目的が分からないまま伝えると、反発を受けたときに答えられず板挟みが強くなります。
言いにくい話は事実と次の行動だけに絞る
3つ目は言いにくい話を事実と次の行動だけに絞ることです。
相手の人柄や気持ちの話に広げず、起きたことと次に何をするかだけを伝えます。伝える内容が短くなるので、話す前の気の重さも小さくなります。
社外に話せる相手を1人つくる
4つ目は利害のない社外の相談相手を1人つくることです。
学生時代の友人や同じ立場の他社の管理職なら、評価を気にせずに話せます。立場が近い人の判断や失敗を知りたいときは、リーダーや管理職向けの本も相談相手の代わりになります。立場と悩みに合った本の選び方はこちらで紹介しています。


読む時間を短くして考える時間を残す
5つ目は資料やメールを読む時間そのものを短くすることです。
読む時間が縮めば、その分だけ考える時間や部下と話す時間が残ります。ほかの4つを続ける時間もここから生まれます。



全部を一度に変えなくて大丈夫です。今週は1つだけ選んで試してみてください。
中間管理職のストレスで見落とされがちなのは読む量
中間管理職のストレスで見落とされがちなのが読む量の多さです。板挟みや責任の重さに目が向きやすい一方で、読むことに使っている時間は気づきにくいからです。


読み切れないまま決めると不安が残る
読み切れないまま判断すると見落としの不安が残り続けます。
報告書を最後まで読む時間がなく要点を拾い読みして決める。そのあとで大事な条件を見落としていないか気になって、夜になっても頭が休まりません。情報が多すぎて疲れる仕組みはこちらで紹介しています。


頭の中の音読が読む時間を延ばしている
読むのに時間がかかる原因の多くは、文字を1字ずつ頭の中で読み上げる頭の中の音読です。
声に出す速さに合わせて読むので、急いでも読む速さが上がりません。頭の中の音読を減らす練習はこちらで紹介しています。


速読法GSRで読む時間が縮むと中間管理職の負担はどう変わるか
私が教えている速読法GSRは、頭の中の音読を減らして要点を先につかむ読み方を身につける速読です。読む時間が縮むと、判断と部下に向き合う時間が増えます。


要点が先に分かると判断の迷いが減る
GSRでは1文ずつ読み上げる読み方から、ページ全体の要点を先につかむ読み方に切り替えます。
報告書の結論と根拠が先に頭に入るので、確かめるべき所だけを読み込めます。読み残しの不安が減り、決めたあとに何度も考え直すことが少なくなります。
受講生には残業が減って部下に冷静に向き合えた人もいる
受講生の中には職場をまとめる立場で残業が大きく減った人もいます。


とにかく忙しい、時間がないという毎日でしたが、劇的な変化がありました。それは、残業時間が毎月95時間だったのが20時間に減ったことです!さらに、以前は子どもや職員にイライラしていましたが、今では緊急なことが起こっても冷静に対応することができています。
ギリギリまで寝て、チャッと水を飲み、朝マックをするのが私の日課でした(笑)。そんな毎日から、早起きをして・瞑想と読書をし・朝食を作る。さらに余った時間で1日の計画ができるようになりました。これは奇跡としか言いようがありません。
この受講生の体験談は記事でも詳しく紹介しています。


GSRの中身や受講の流れはこちらで紹介しています。


中間管理職のストレスについてよくある質問
- 中間管理職がストレスで限界になる前にできることは何ですか?
-
まず抱えている仕事を書き出して、手放せるものを1つ決めてください。眠れない日が続くなど体に変化が出ているときは、仕事より休むことと相談することを先にしてください。
- 中間管理職の板挟みがつらいときはどうすればいいですか?
-
上からの指示の目的を確かめてから部下に伝えると、自分の言葉で説明できるようになります。どちらの言い分も一人で受け止めようとせず、上司に判断を返すことも選んでください。
- 中間管理職がしんどいと感じるのは甘えですか?
-
甘えではありません。上と下をつなぐ仕事と自分の担当の仕事を同時に持つ立場は、誰にとっても負担が大きいものです。
- 中間管理職を辞めたいと思ったらどうすればいいですか?
-
辞めると決める前に、何がいちばんつらいのかを書き出してみてください。原因が仕事の量なら任せる・やめるで軽くでき、原因が職場の人間関係なら異動の相談も選択肢になります。
- 中間管理職のストレス解消におすすめの方法はありますか?
-
休日に仕事のメールを開かない時間を決めたり社外の人と話す時間をつくったりして、仕事から頭を離す時間を意識してつくるのがおすすめです。
- 40代・50代の中間管理職が仕事の負担を減らすにはどうすればいいですか?
-
部下に任せる仕事を1つ決めることと、資料やメールを読む時間を短くすることから始めてください。読む時間が縮むと、考える時間と部下と話す時間を1日の中に残せます。
まとめ
中間管理職のストレスは役割が重なる立場から生まれます。
- 上と下と横をつなぎ、自分の担当の仕事も持つため負担が重なりやすい
- 原因は板挟み・自分の担当の仕事・決められる範囲の狭さ・言いにくい話・読むものの多さ・相談相手のなさの6つ
- 眠り・気持ち・行動の変化が続くときは一人で抱えず相談窓口を使う
- 1つ手放す・目的を確かめる・事実と次の行動に絞る・社外の相談相手・読む時間を短くするの5つから始める
- 見落とされがちな読む量を減らすと考える時間が残る
毎日の仕事に追われて休まる時間がないと感じているなら、まず読む時間を見直してください。読む時間が縮めば、判断にも部下にも落ち着いて向き合える時間が生まれます。
まずは無料の入門動画講座で、あなたの読み方のどこに時間がかかっているのかを確かめてください。動画を最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加でき、速く読める感覚をその場で試せます。













