速読で何倍速くなるのか、広告や体験談に出てくる数字がどこまで本当なのか気になっていませんか?
10倍・50倍・100倍と大きな数字が並んでいると自分も本当にそうなるのか、かえって迷っちゃいますよね。

速読で何倍速くなるかは読み方だけでなく、その数字をどう測ったかで大きく変わります。私が教えている速読法GSRの6週間の講座では、データを把握できた受講生192名の1分あたりに読めるページ数の伸びが中央値で20.68倍でした。
192名のうち10倍以上伸びた人は8割を超えます。一方で伸び方には人によってはっきり差があります。
この記事では192名分のデータをもとに、20.68倍をどう測ったのか・何倍の人がどれくらいいたのか・受講前の速さや年代でどう違ったのかをお伝えします。最後にあなた自身が何倍くらいになりそうかを確かめる方法も紹介します。
何倍になるかは受講前の速さや今の読み方によって人ごとに違います。GSRで読み方の何を変えるのかは下の無料の入門動画講座で先に確かめられます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
速読で何倍速くなるかは測り方で変わる
速読で何倍速くなるかは何をどう測ったかで大きく変わります。同じ速読でも測る単位や使う文章・期間が違えば、出てくる倍率はまったく別の数字になるからです。
紹介される倍率に幅がある理由
速読の本や教室で紹介される倍率に数倍から数十倍まで幅があるのは流派だけでなく測り方も違うからです。
倍率を見かけたら数字の大きさより先に次の4つを確かめてみてください。

たとえば体験談に出てくる倍率はほとんどが1人の例です。うそではありませんが大きく伸びた人の例が選ばれやすいので、あなたが同じだけ伸びる目安にはなりません。
倍率の大きさだけで選ばず、本物の速読を見分けるポイントは速読とは?本物の速読を見分ける5つのポイントで紹介しています。
平均より中央値の方が目安になる
何人分かのデータをまとめた数字なら平均より中央値の方がふつうに受けた人の目安になります。
中央値は伸びた倍率の順に人を並べたときに、ちょうど真ん中にいる人の値です。平均は全員の倍率を足して人数で割るので、とても大きく伸びた人が何人かいるだけで上に引っぱられてしまいます。
速読の倍率は何十倍・百倍と大きく伸びる人が少しいるので、平均を出すと中央値より大きな数字になります。だからこの記事では中央値を使って説明します。
しゃっく何倍って聞くと、つい自分もそうなるのかなって考えちゃいますよね。まずはその数字が誰を何で測ったものなのかを見てみてください。
速読法GSRの受講生192名は6週間で中央値20.68倍
私が教えている速読法GSRの6週間の講座「GSRオンラインマスタースクール」では、受講生192名の読書速度の伸びが中央値20.68倍でした。
この数字はPR TIMES 2026年4月8日のプレスリリースで公開したもので、ここではその計算元としてスクールが公開用に集計したデータ(192名・2026年10月時点)を使います。
20.68倍の測り方
20.68倍は受講生が自分で持ち込んだ本を使い、講座1日目の前と講座3日目に1分間に読めるページ数を比べた倍率です。
講座には7時間のライブセミナーが3回あり、セミナーとセミナーの間に宿題の期間があります。最初の計測は1日目のセミナーの前に行い、2回目の計測は3回目のセミナーの日に行います。


講座3日目というのは3回目のセミナーの日という意味です。間の宿題の期間を合わせると、最初の計測から2回目の計測までは6週間あります。
つまり3日で速くなった数字ではありません。6週間かけて練習した結果を比べた数字です。
ページの途中まで読んだときは1ページ17行として行数をページに直しています。
192名は把握できた受講生のデータ
倍率の計算に使ったのはスクールが把握できた192名のデータです。1期から30期のうち28期分の受講生が入っています。
2021年の開講から講座を受けた人は累計で31期・1,215名います。プレスリリースにも一部の受講生の結果をもとに算出したと書いています。
スクールがほかに公開している数字も出典と一緒にまとめておきますね。
| 数字 | 中身 | 出典 |
|---|---|---|
| 31期・1,215名 | 2021年の開講からの受講者の累計 | PR TIMES 2026年4月8日 |
| 年間200〜300名 | 1年間の受講者の数(インタビュー当時) | 趣味なび by GMO 2026年4月1日 |
| 習得率96% | インタビュー当時の数値 | 趣味なび by GMO 2026年4月1日 |
| 45,000人突破 | 無料教材を含めて、速読法GSRを活用した人の累計 | PR-FREE 2026年5月22日 |
45,000人は無料の教材を使った人も含めた数なので、講座の受講者数とは別の数字です。
受講前と3日目の速さ
192名の速さの中央値は受講前が1分あたり約2.6ページ、講座3日目が1分あたり約59ページでした。
| 計測 | 1分あたりのページ数(中央値) | 真ん中の半分の人の範囲 |
|---|---|---|
| 受講前 | 約2.6ページ | 2.1〜3.7ページ |
| 講座3日目 | 約59ページ | 36〜112ページ |
真ん中の半分の人の範囲というのは、速さの順に並べたときに下から4分の1から上から4分の1までに入る人の範囲です。
受講前は真ん中の半分の人が1分で2〜4ページほどを読んでいました。それが講座3日目には真ん中の半分の人が1分で36〜112ページを読んでいます。
受講生192名の倍率の分布
192名の倍率は10倍以上が83.9%、20倍以上がちょうど半分ほどでした。全員が2倍以上に伸びていて、いちばん小さい人で2.0倍です。


何倍の人がどれくらいいたか
倍率でいちばん多かったのは10〜20倍の人で、192名のうち63人でした。
ここから次のように読むことができます。
- 5倍以上に伸びた人:185人(96.4%)
- 10倍以上に伸びた人:161人(83.9%)
- 20倍以上に伸びた人:98人(51.0%)
- 50倍以上に伸びた人:35人(18.2%)
逆に見ると5倍未満の人も7人、5〜10倍の人も24人います。全員が20倍になるわけではありません。
真ん中の半分の人は12倍から39倍
倍率の順に並べたとき真ん中の半分の人は12.2倍から38.7倍の範囲に入っていました。
中央値の20.68倍はこの範囲の真ん中あたりにある数字です。20倍前後で受講生がそろっているわけではなく、真ん中の半分の人だけを見ても12倍の人と39倍の人では3倍ほどの開きがあります。
ですから20.68倍は受講した人がだいたい何倍になるかの目安で、あなたが何倍になるかを約束する数字ではありません。



数字が大きいほど、どうやって測ったのか・ほかの人はどうだったのかが気になりますよね。だから中央値だけでなく分布まで見てもらいたいんです。
受講前の速さと年代で見た倍率
192名を分けて見ると受講前に遅かった人ほど倍率は大きく出ていました。年代別では大きな差は見えませんが、人数が少ない区分もあります。
受講前に遅かった人ほど倍率は大きく出やすい
受講前の速さで分けると、1分2ページ未満だった人の倍率の中央値は28.5倍、4ページ以上だった人は12.5倍でした。


ただしこれには倍率という数字の性質も関わっています。倍率はあとの速さを前の速さで割った値です。前の速さが小さいほど同じだけ速くなっても倍率は大きく出ます。
だから受講前に遅い人ほど速読が身につきやすいとまでは言えません。今の自分が遅いと感じている人は、倍率が大きく出やすい側にいるくらいに受け取ってください。
性別・年代別の倍率
性別と年代で分けると倍率の中央値は次のとおりです。年代が分かっているのは192名のうち91名だけなので参考として見てください。
| 区分 | 人数 | 倍率の中央値 | 真ん中の半分の人の範囲 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 125人 | 22.5倍 | 12.4〜40.8倍 |
| 女性 | 67人 | 18.6倍 | 11.4〜34.7倍 |
| 30代 | 25人 | 17.7倍 | 14.6〜38.0倍 |
| 40代 | 35人 | 25.9倍 | 11.6〜41.8倍 |
| 50代 | 19人 | 22.5倍 | 17.8〜40.1倍 |
| 60代 | 11人 | 12.4倍 | 9.7〜21.1倍 |
人数がごく少ない年代は表に入れていません。年代が分からない人は101名います。
40代と50代の中央値は192名の中央値の20.68倍より上でした。60代は12.4倍とほかより小さめですが、11名の数字なので年齢で伸びないとは言えません。
年齢と速読の関係は次の記事でくわしく説明しています。


このデータで分かること・分からないこと
このデータで分かるのは読む速さの変化です。理解度や本の難しさ・講座が終わってしばらくたってからの速さは、このデータには入っていません。


速読法GSRでは一字一句を全部理解する読み方ではなく、著者が言いたいことと全体の骨組みをつかむ読み方に切り替えます。目指す理解度は30〜60%ですが、このデータでその理解度を測ったわけではありません。
速さと理解の関係は次の記事でくわしく説明しています。


速読で20倍もの差が出る理由
20倍もの差が出るのは受講前の多くの人が頭の中で音読しながら1行ずつ読んでいるからです。その読み方のままではどれだけ頑張っても速さに上限があります。
受講前は頭の中の音読が速さの上限になっている
声に出さずに読んでいても頭の中で一字ずつ読み上げていると、読む速さは声に出して読める速さで頭打ちになります。1分あたりにすると200〜400文字ほどです。
虫眼鏡で1文字ずつのぞき込むように文字を追うので、1行読むたびに時間がかかります。会議の資料を何度も読み返しているのに頭に入らないのもこの読み方が関係しています。


頭の中で音読するクセの減らし方は次の記事で紹介しています。


全部を理解しようとして読み返している
もう1つの理由は全部を完璧に理解しようとして前の行やページに何度も戻ってしまうことです。
全部を分かろうとする気持ちが強いほど頭の中の音読も強くなります。さらに読み返すたびに文章の流れが切れて、速さも理解も落ちてしまうんですよね。
読み方が変わると倍率は大きくなる
速読法GSRで倍率が大きく出るのは、少しずつ速くなるのではなく読み方そのものが変わるからです。


頭の中の音読を減らし、文字をかたまりで見て要点をつかむ読み方に変わると、声に出して読める速さという上限に縛られなくなります。
目の筋肉を鍛えるのではなく脳を速い速さに慣らしていく練習です。この仕組みは次の記事でくわしく説明しています。


伸び方には個人差がある
同じ6週間の講座でも192名の倍率が2倍から100倍以上まで分かれたように、伸び方には一人ひとり差があります。読む速さには読み方のクセのほかに次のようなことも関わるからです。
- その分野の知識や経験がどれくらいあるか
- ふだん本を読み慣れているか
- 宿題の期間にどれくらい練習したか
たとえば医学の知識がない人が医学書を読むと、読み方が変わっても速さは出にくくなります。中央値より伸びる人もいれば伸びが小さい人もいるのはこのためです。
練習の途中で速さが止まる時期については、伸びが止まる時期を含めた効果が出るまでの流れで詳しく紹介しています。
自分が速読で何倍になるかは今の速さを測ると見えてくる
あなたが速読で何倍になるかを知るには、まず今の自分の速さを測るのがいちばん確かです。192名のデータで見たように倍率は受講前の速さによっても変わるからです。


自分の本で1分の速さを測る
測り方は受講生データと同じく自分の本で1分読むだけです。
- ふだん読んでいるくらいの難しさの本を選ぶ
- タイマーを1分にセットしていつもの速さで読む
- 止まったら読めたページ数と行数を書きとめる
- 日を変えて同じ本の続きで何度か測る


1回だけだとその日の疲れや本の場所で数字がぶれます。何度か測っておくと、あとで読み方を変えたときに比べやすくなります。
大人が普通に読む速さの目安や文字数での測り方は、次の記事の1分診断で確かめられます。


無料の入門講座と体験会で測る
一人で測った数字を読み方を変えたあとの数字と比べたいなら、無料の入門動画講座と体験会を使ってください。
ここまで192名の倍率がどう測られ、どう分かれたのかを見てきました。それでもいちばん大事なのはあなたの本で測ったあなたの数字ですよね。
速く読めない理由が頭の中の音読や全部を理解しようとするクセにあるなら、読み方を変えたときに数字がどう動くかは実際にやってみると分かります。
受講生のなかには以前に別の速読で挫折した人や、速読を半信半疑で見ていた人もいます。


昔、速読に100万円以上を投資したにも関わらず習得できず挫折。速く読めた気になっているだけで、理解は全くできていない状態でした。しかし、GSRでは1分間に1万文字以上(日本人平均は500文字/分)を読み、アウトプットすることができました。
72歳にして、速読のリベンジ達成です!おかげさまで目標だった1年間で500冊読破にも成功しました!


速読とは、「結局アウトプットできないもの」と思っていました。受講後は、短時間で読み、本の要点を理解をしながらアウトプットできるようになりました。以前は1冊1〜2ヶ月かけて読んでも、全然記憶していなかったので大きな変化です。その結果、すきま時間を活用して副業の勉強と実践ができるようになり、本業と同じくらい稼ぐ事ができるようになりました。今では完全に会社を辞めて、楽しく働いています。
こうした体験談は大きく伸びた人の例です。真ん中の目安は中央値の20.68倍で、伸び方には個人差があることも合わせて見てください。
体験談をもっと読みたいときは次の記事にまとめています。





自分が何倍になるかは自分の本で測ってみるのがいちばん早いです。体験会で読み方を変えたあとの速さを確かめてみてください。
まずは無料の入門動画講座で自分の読み方のどこにクセがあるかを確かめてください。
動画を最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会に無料で参加できます。体験会では読み方を変える前と後の速さをその場で比べられます。体験会に参加した方には電子書籍『人生を変える速読法GSR』もプレゼントしています。
速読で何倍速くなるかについてよくある質問
- 速読で何倍速くなりますか?
-
方法と測り方によって大きく変わります。速読法GSRの6週間の講座では、データを把握できた受講生192名の1分あたりに読めるページ数の伸びが中央値で20.68倍でした。10倍以上伸びた人が83.9%いる一方で5倍未満の人もいて、伸び方には個人差があります。
- 20.68倍は講座3日間での伸びですか?
-
いいえ、期間は6週間です。7時間のライブセミナーが3回あり、その間に宿題の期間があります。講座1日目の前と3回目のセミナーの日に、自分で持ち込んだ本で測った速さを比べています。
- 速読を習えば誰でも20倍になりますか?
-
なりません。192名のうち20倍以上に伸びた人は51.0%でほぼ半分です。真ん中の半分の人は12.2倍から38.7倍の範囲に入っていて、全員が2倍以上には伸びていました。
- 中央値と平均は何が違いますか?
-
中央値は伸びた倍率の順に並べたときに真ん中にいる人の値です。平均は全員の倍率を足して人数で割った値で、大きく伸びた人が少しいるだけで大きくなります。速読の倍率は大きく伸びる人が少しいるので、中央値の方がふつうに受けた人の目安になります。
- 速く読めるようになると理解は落ちませんか?
-
20.68倍は読む速さを測った数字で、このデータでは理解度を測っていません。速読法GSRでは全部を理解する読み方ではなく要点と全体の骨組みをつかむ読み方に切り替え、理解度は30〜60%を目指します。
- 40代・50代からでも速く読めるようになりますか?
-
なれます。年代が分かった受講生のうち、40代35名の倍率の中央値は25.9倍、50代19名は22.5倍でした。人数が少ないので参考の数字ですが、読む速さを決めているのは年齢よりも読み方のクセです。
まとめ
速読で何倍速くなるかは読み方だけでなく、誰をどう測ったかで変わります。
- 速読法GSRの6週間の講座では、受講生192名の倍率の中央値が20.68倍
- 自分で持ち込んだ本で講座1日目の前と3回目のセミナーの日の1分あたりのページ数を比べた値で、期間は6週間
- 10倍以上が83.9%・20倍以上が51.0%で、真ん中の半分の人は12.2〜38.7倍
- 受講前に遅かった人ほど倍率は大きく出やすいが、倍率という数字の性質も関わっている
- 理解度や本の難しさ・講座後しばらくたってからの速さはこのデータには入っていない
何倍という数字に迷ったら、まずあなたの本で1分の速さを測ってください。
そのうえで読み方を変えたら自分の数字がどう動くかを確かめたいなら、無料の入門動画講座を受け取ってください。体験会であなた自身の速さの変化を確かめられます。













