速読は意味ないとかやっても効果ないって話を聞いて、本当のところが気になっていませんか?
パラパラめくるだけの速読をまねしたけれどできなかったとか目のトレーニングを続けたのに読む速さが変わらなかったとか、そんな経験がある方もいますよね。
そうなると自分には向いていないんだと思っちゃいますが、効果が出なかったのはあなたの根気や才能が足りなかったからではないんです。
目の筋肉を鍛えて速く動かす速読やページを眺めるだけで覚えられるとうたう速読は、研究で効果が否定されています。
一方で頭の中の音読を減らして読む目的を変える速読では、読む速さが上がったという研究があります。
つまり速読に意味があるかどうかは目と脳のどちらを鍛えるかで決まるんです。
この記事では速読が意味ないと言われる3つの理由を研究で確かめたうえで、効果が出る速読と出ない速読の違いを図で紹介します。
読む速さに天井をつくっているのは目ではなく、頭の中で文字を声に出して読むクセです。私が教えている速読法GSRでこのクセを減らして読む練習がどんなものかは、下の無料の入門動画講座で先に確かめられます。

この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
速読が意味ない・効果ないと言われる3つの理由

速読が意味ないと言われる理由は3つあります。速く読むほど理解が落ちることと、目を速く動かしても読む速さがほとんど変わらないこと、ページを眺めるだけの方法が検証で効果を出せなかったことです。
どれも思い込みではなく研究で確かめられている話なのでひとつずつ見ていきましょう。
今までの読み方のまま速くすると理解は落ちる
今までと同じ読み方のまま速さだけを上げると理解は落ちます。読書の研究でくり返し確かめられていることなんです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の心理学者キース・レイナー氏らは、2016年に読書と速読の研究をまとめた論文を発表しました(出典:Rayner ほか(2016))。
この論文によると読む速さと正確さは引き換えになりやすく、文章にかける時間を減らせばそのぶん理解は浅くなります。
理解を保ったまま速く読むにはたくさん読んで語彙と知識を増やすのが近道だとも書かれているんです。
速読したら頭に入らなかったという経験がある方はまさにこの状態だったんですよね。
目を速く動かしても読む速さはほとんど変わらない
目の筋肉を鍛えて視線を速く動かしても読む速さはほとんど変わりません。読書の時間のほとんどは目を動かす時間ではなく意味を理解する時間だからです。
先ほどの論文によると目が動いている時間は読書にかかる時間全体の1割にも満たないそうです。残りの9割以上は目を止めて文字を見ながら意味を受け取っている時間なんです。

しかも目が素早く動いている瞬間は、脳が見え方を一時的に抑えていることが知られています。これをサッカード抑制といって、目が動いている間は文字の情報がほとんど入ってこないんですよね。
ただ視線を速く動かす練習がすべて無駄というわけではありません。理解を気にせずページを速くめくる練習は、脳を速さに慣らすために私の講座でも使っています。
目の筋肉を鍛えるためにやるのか、脳を慣らすためにやるのか。同じ練習でも何のためにやるかで結果が変わるんです。
ページを眺めるだけで覚える方法は検証で効果が出なかった
ページを写真のように眺めるだけで内容が頭に入るとうたう方法は、検証で効果が確かめられませんでした。
1999年、アメリカのオールド・ドミニオン大学の研究者がNASAの依頼でこうした方法を検証しています(出典:McNamara(2000)NASA技術報告書)。

講座で方法を学んだ研究者本人と熟練者がふつうの読み方と読み比べたところ、読む速さは1分あたり114語と112語でほとんど同じでした。その方法で読んだときは理解度はむしろ下がっていたんです。

1冊3分で99%記憶できるような宣伝を見たことがあるかもしれませんが、そんな読み方が本当にできるなら受験も資格試験も一瞬で終わっているはずですよね。
しゃっく私もテレビでパラパラめくるだけの速読を見てまねしたことがありますが、当然できなくて自分は能力が低いのかなとめっちゃ落ち込みました。
速読が意味ないと感じた方の多くはこの3つのどれかにぶつかっています。速読という技術そのものがだめなのではなく、目や見るだけの方法を鍛えていたから効果が出なかったんです。


怪しい宣伝と本物の速読を見分けるポイントは速読とは何かの記事にまとめています。
速読に意味がある場面と意味がない場面


速読に意味があるのは、仕事の資料やビジネス書のように要点をつかめばいい文章を読むときです。小説をじっくり味わいたいときや試験のために一字一句覚えたいときは、ゆっくり読むほうが合っています。
速読に厳しいレイナー氏らの論文でも大まかな中身をつかむのが目的なら、大事なところを優先してざっと読む読み方は役に立つと書かれているんです。
考えてみると仕事で読む文章のほとんどは要点がつかめれば十分ですよね。
会議の前に目を通す資料も業界ニュースも勉強のために買ったビジネス書も、著者が言いたいことと自分に使えるところが分かればいいはずです。



会議資料もメールも全部熟読していたらそれだけで1日が終わっちゃいますよね。
読んだ本の中身を全部覚えていなくても、自分に必要なところが残っていれば十分です。この考え方は本は忘れてもいいという読書論とも重なっています。
速読が意味ないかどうかは、何を読むかと何のために読むかで変わります。全部を同じ読み方で読まずに、文章ごとに速読とゆっくり読む読み方を使い分ければいいんです。


効果が出る速読は目ではなく脳の使い方を変える
効果が出る速読は目を鍛えるのではなく、文字を見て意味を受け取る脳の使い方を変えます。読む速さを決めているのは目ではなく脳のほうだからです。
ここからは脳の使い方を変えると何が起きるのかを研究とあわせて見ていきましょう。
読む速さの天井は頭の中の音読でできている
読む速さに天井をつくっているのは頭の中で文字を声に出して読むクセです。これを内声化といいます。
今この文章を読みながら頭の中で声に出していませんか? 多くの人が無意識にやっている、学校の音読で身についたごく自然な読み方なんです。


頭の中で音読している限り読む速さは声に出せる速さを超えられません。目をどれだけ速く動かしても速くならなかったのはこの天井があったからなんですよね。
しかも内声化は脳の作業スペースを使い続けるので、文章全体の意味をまとめる力も削られてしまいます。読んでも頭に残らないとか読んでいると眠くなるとかいう悩みの根っこもここにあることが多いんです。
広島大学の森田愛子氏らの研究(2015年・大学生43人)では、視野を広げる練習に内声化を減らす練習を加えた訓練を1日約5分・1週間続けただけで、読書速度が平均約60%上がったというデータが報告されています(出典:森田・小澤(2015)日本教育工学会論文誌)。


自分の読む速さが今どのくらいなのかは1分でできる読書速度の診断で確かめられます。


速く読んでいるときに働いているのは言葉を扱う脳
速く読んでいるとき、主に変化が表れるのは目ではなく文字を見て言葉の意味を扱う脳の領域です。
京都大学大学院医学研究科などの研究チームが2024年に発表した論文があります(出典:Sun ほか(2024)Neuroscience Bulletin)。


速読教室の受講者19人の脳をMRIで観察したところ、速く読むほど変化が表れたのは主に左脳の後頭葉から側頭葉にかけてのネットワークでした。文字を見て言葉の意味を扱う領域です。
同じ研究では、受講者の読む速さが訓練前の1分あたり平均約1,070字から、訓練後は約11,280字(およそ10倍)になっていたことも記されています。
速読は右脳でするものという説を裏づける結果ではなく、目が特別になったわけでもありません。言葉を処理する脳が速さに慣れた結果として、読む速さが上がっているんです。
読む目的を要点把握に変えれば速さと理解は両立する
読む目的を全部の理解から要点の把握に変えれば、速く読んでも使える理解は残ります。速さと理解が引き換えになるのは全部を同じ精度で理解しようとしたときだけなんです。
まじめな人ほど一字一句を取りこぼさないように読みますよね。でもその緊張が頭の中の音読を強めて、かえって速さも理解も落としてしまうんです。


脳はもともと全部を同じように処理しているわけではなく、大事そうなところをいくつか拾って全体の絵をつくろうとします。
だから最初の理解は30%で十分で、細かいところは必要になったら戻って読めばいいんですよね。



30%って手抜きにならない?って思いますよね。でも著者がいちばん言いたいことをつかんで仕事に使えたら、それが読書の成果なんです。


脳は速さに慣れる
脳は速い情報処理をくり返すうちにその速さに慣れていきます。繰り返し使った回路が強くなる、脳の可塑性という性質です。
高速道路を降りて一般道に入ったときやけにゆっくり走っているように感じたことはありませんか? スピードは落ちていないのに遅く感じるのは脳が高速に慣れたあとだからなんです。


早稲田大学の研究では同じ内容の動画を大学生75人が1倍・1.5倍・2倍の速さで見ても、理解度テストの結果に差は出ませんでした(出典:長濱・森田(2017)日本教育工学会論文誌)。
速い情報でも脳はちゃんと受け取れるんですよね。速読の練習で文章を追いきれない速さでページを送るのも追えるかどうかではなく、脳をその速さに慣らすことが目的なんです。
ここまでの違いを表にまとめておきますね。
| 効果が出にくい速読 | 効果が出る速読 | |
|---|---|---|
| 鍛えるところ | 目の筋肉・視野の広さ | 文字を見て意味を受け取る脳の使い方 |
| 頭の中の音読 | そのまま | 減らしていく |
| 読む目的 | 全部を理解する | 要点をつかんで使う |
| 研究の結果 | 速さも理解も変わらない・理解が下がる | 読む速さが上がった研究がある |
読み方を変えた受講生が速読で実際に何倍速くなったかは、測り方と分布まで含めて別の記事で紹介しています。
脳の使い方から変える速読法GSR
私が教えている速読法GSRは目ではなく脳の使い方を変える速読です。ここまで見てきた内声化を減らすこと・読む目的を変えること・脳を速さに慣らすことを、ひとつの流れで身につけます。
過去の速読で効果が出なかった方ほどどこが違うのか気になりますよね。違いは鍛える場所と読んだ後の使い方にあるんです。
GSRは3つの柱で脳の処理を整える
速読法GSRはスタンフォード大学の心理学博士らが開発した特別な集中状態(ジェネラティブステート)と脳科学を組み合わせた読み方で、柱は3つあります。
- 頭の中の音読に頼らず、見て意味を受け取る読み方を身につける
- 脳を落ち着いた集中状態に整えてから読む
- 読む前に問いを立て、読んだ内容を取り出すところまでをセットにする


内声化をやめようと力むとかえって頭の中の音読は増えてしまいます。GSRでは音読に気づいても追い払わず、呼吸に意識を戻すことで自然に手放していくんです。
この3つを6週間で身につける講座では、1分間に読めるページ数の伸びが中央値で20.68倍でした(受講生の一部を抜き出したデータ、PR TIMES 2026年4月8日)。
インタビュー当時の習得率は96%です(趣味なび by GMO 2026年4月1日)。
速読法GSRにできることとできないこと
速読法GSRでできるのは要点をつかむ読み方を速くして、読んだ内容を仕事や行動に使える形で取り出すことです。熟読と同じ精度のまま速さだけを何倍にもすることはできません。
| 内容 | |
|---|---|
| できること | 頭の中の音読を減らして読む速さの天井を外す 要点をつかむ読み方の精度を上げる 読んだ内容を話したり書いたりして仕事に使う |
| できないこと | 熟読と同じ精度のまま速さだけを何倍にもする ページを眺めるだけで内容を覚える |
「1冊3分で99%記憶できる」みたいな魔法を私は売りません。やっているのは脳の処理そのものを底上げして、無理なく速く読める状態をつくることです。


速読の効果を感じられなかった受講者の声
過去の速読で効果が出ずにあきらめた方や速読なんてどうせ意味ないと思っていた方も、読み方を変えて読む速さが変わっています。
仕組みは分かったけど、本当に自分にもできるのかなって思いますよね。同じところでつまずいていた方たちの声を紹介させてください。


昔、速読に100万円以上を投資したにも関わらず習得できず挫折。速く読めた気になっているだけで、理解は全くできていない状態でした。しかし、GSRでは1分間に1万文字以上(日本人平均は500文字/分)を読み、アウトプットすることができました。
72歳にして、速読のリベンジ達成です!おかげさまで目標だった1年間で500冊読破にも成功しました!


通信の速読を過去に受け、がんばったにも関わらず全く効果を感じることなく挫折。今では、10分で本を読み本の要点をつかむことができるようになりました。速度は、約50倍です。
2020年10月には、1ヶ月に16冊の本を読破。1年かかっていた読書数をわずか1ヶ月で超えました!やっぱり読書は大事と改めて実感。この読書で得た知識を活かして、ピアノの先生向けの新しい講座をスタート。毎回満席で、ご好評いただいています。


速読とは、「結局アウトプットできないもの」と思っていました。受講後は、短時間で読み、本の要点を理解をしながらアウトプットできるようになりました。以前は1冊1〜2ヶ月かけて読んでも、全然記憶していなかったので大きな変化です。その結果、すきま時間を活用して副業の勉強と実践ができるようになり、本業と同じくらい稼ぐ事ができるようになりました。今では完全に会社を辞めて、楽しく働いています。
みなさん目を鍛える速読から脳の使い方を変える速読に切り替えただけで、特別な才能があったわけではないんです。
速読法GSRの無料教材を含む累計活用者は2026年5月に45,000人を突破しています(PR-FREE 2026年5月22日)。
速読を意味ないと思っていた受講者が受講しながら何に気づいていったのかは、こちらの体験談でくわしく紹介しています。


速読が意味ないと感じたのは目を鍛える速読にしか出会っていなかったからです。脳の使い方を変える速読なら、仕事の資料も積んだままの本も読み切れるようになりますよ。
過去にあきらめた方こそ、まず記事の最後にあるボタンから無料の入門動画講座を受け取って、目ではなく脳を変える速読の中身を確かめてください。
動画を最後まで見ると、通常5,000円のGSRオンライン体験会に無料で参加できます。
速読は意味ない・効果ないについてよくある質問
- 速読は意味ないって本当ですか?
-
目の筋肉を鍛える速読やページを眺めるだけで覚えるとうたう速読は、研究で効果が否定されています。一方で頭の中の音読を減らして読む目的を要点の把握に変える速読は、読む速さが上がった研究があります。仕事の資料やビジネス書のように要点をつかめばいい文章なら、速読には意味があります。
- 速読の練習をしても効果が出ないのはなぜですか?
-
目の筋肉や視野を鍛えていて、頭の中の音読がそのまま残っているからです。読む速さの天井は頭の中で声に出せる速さで決まるので、目をどれだけ速く動かしても速くなりません。全部を理解しようとする読み方のままだと速くしたぶん理解も落ちてしまいます。
- 速読すると理解力が落ちませんか?
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今までの読み方のまま速さだけを上げれば理解は落ちます。読む目的を全部の理解から要点の把握に変えて、読んだ後に内容を思い出す時間をつくれば、仕事に使える理解は残ります。熟読と同じ精度のまま何倍にも速く読むことはできないので、じっくり味わいたい本はゆっくり読むのが合っています。
- 速読アプリや目のトレーニングに効果はありますか?
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目の筋肉を鍛えることが目的なら読む速さはほとんど変わりません。目が動いている時間は読書時間全体の1割にも満たないからです。ページを速くめくる練習も脳を速さに慣らす目的でやるなら役に立ちます。アプリの種類ごとの効果は速読アプリの効果と限界にまとめています。
- 速読の効果が出るまでの期間はどのくらいですか?
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速読法GSRの講座は6週間で、受講生の一部を抜き出したデータでは1分間に読めるページ数の伸びが中央値で20.68倍でした。従来の速読教室は習得に1〜2年かかり、約7割が途中でやめてしまうといわれています。長く続けることを前提にせず、短い期間で脳の使い方を変える設計にしています。
- 40代・50代から速読を始めても効果はありますか?
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あります。頭の中の音読や全部を理解しようとする読み方は、学校で身についたクセなので大人になってからでも変えられます。仕事で身につけた語彙や知識が多いほど文章の要点はつかみやすくなります。くわしくは40代・50代からの速読で紹介しています。
まとめ
速読が意味ない・効果ないと言われるのは目や見るだけの方法を鍛える速読が研究で否定されているからです。
- 今までの読み方のまま速くすると理解は落ちる
- 目が動いている時間は読書時間の1割にも満たず、目を鍛えても速くならない
- ページを眺めるだけの方法は、速さも理解も上がらなかった
一方で頭の中の音読を減らし、読む目的を要点の把握に変えて脳を速さに慣らす速読なら、仕事の資料やビジネス書を速く読んで使えるようになります。



速読で効果が出なかったのは、あなたのせいではなく鍛える場所が違っただけです。脳の使い方を変える速読をぜひ一度体験してみてください!













