速読は小学生に効果ある?塾の速読講座の選び方と親が先に試すこと

速読は小学生に効果ある?塾の速読講座の選び方と親が先に試すこと

お子さんに速読を習わせようか迷っていませんか。テストの国語でいつも時間が足りなかったり塾で速読の講座をすすめられたりすると気になりますよね。

返ってきたテストの後半が白紙のままで困っている小学生の男の子と、横で答案を見る母親
後半が空いた答案は、読む速さを見直すきっかけになります

速読は小学生にも役立ちます。ただし効果が出るのは理解を確かめながら速さを上げたときだけです。

目を速く動かす練習だけで速くしても内容が頭に残らなければテストの点にはつながりません。

この記事では速読が小学生に向くかどうかの見分け方と、塾の速読講座を選ぶ5つの基準をお伝えします。申し込む前に家庭で読む速さを測る方法と、親が先に試すとよいことも紹介します。

子どもが読むのに時間がかかる原因の多くは、文字を1字ずつ頭の中で読み上げる読み方です。この読み方がどう変わるのかは、まず親御さんが下のボタンから受け取れる無料の入門動画講座で確かめられます。

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目次
ManaBeラボ 浦地純也
  • 株式会社ManaBeラボ代表取締役
  • 中学校、高等学校理科教員免許
  • 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
  • カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格

2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。

その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。

2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。

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速読は小学生に効果がある?結論は理解とセットなら役立つ

速読が小学生に役立つのは、読むのが遅くてテストで時間切れになる子です。読む速さが上がれば問題を最後まで解く時間が残ります。

速読が小学生に役立ちやすい子と急がなくていい子を左右に分けた図。役立ちやすいのは、教科書はつかえずに読める子、読むのに時間がかかる子、テストで時間切れになる子。急がなくていいのは、音読でつかえることが多い子、言葉の意味でつまずく子、本人が読みたがらない子。どちらも速さより先に理解を確かめる。

速く読むほど理解が落ちるという研究がある

読書の研究をまとめた2016年の総説は、速く読むほど理解の正確さは落ちる関係があると結論づけています(Rayner et al., 2016)。

目を速く動かすだけでは意味を取る速さは変わりません。速さだけを競う練習を続けると読んだつもりで何も残らない読み方が身についてしまいます。

効果が出やすい子と急がなくていい子

効果が出やすいのは教科書をつかえずに読めるのに時間がかかる子です。読むこと自体はできているので、読み方を変えると速さに表れます。

一方で教科書を声に出して読むとつかえる子は、まず文字と言葉に慣れるのが先です。速読の前に読解力そのものを家庭で伸ばしたい方はこちらも参考にしてください。

しゃっく

速さは理解の後からついてきます。順番を逆にしないことがいちばん大事なんですよね。

速読そのものがどんな読み方を指すのかは、こちらで詳しく紹介しています。

速読は小学生の何年生から始める?目安は音読がスムーズになってから

速読を始める目安は学年より音読がスムーズかで決めるのがおすすめです。教科書の文章を声に出してつかえずに読めるなら始められます。

小学生が速読を始める前に確かめる3つのこと。1音読がスムーズか、教科書を声に出してつかえずに読める。2本人が読みたいか、親だけが乗り気になっていない。3今の速さを測ったか、好きな本で1分だけ測っておく。学年はあくまで目安で、3つそろえば始めどき。

小学校中学年以降を目安にする教室が多い

子ども向けの速読教室の紹介記事では、通い始めを小学3・4年以降とすすめるものがあります。低学年はまだ文字を追うこと自体に力を使う時期だからです。

ただ学年はあくまで目安です。同じ3年生でも本を読み慣れた子とそうでない子では、準備のでき方がまったく違います。

本人が読みたい気持ちを先に確かめる

もうひとつ確かめたいのは、本人がもっと読みたいと思っているかです。親だけが乗り気だと、練習は宿題と同じ扱いになって続きません。

塾の速読講座に親子で参加した事例でも、親が半信半疑だと子どもに伝わると紹介されています(プレジデント 2013年)。

しゃっく

高校で教えていた頃、やらされている勉強はなかなか身にならないと感じていました。子どもの速読も同じです。

塾の速読講座や教室でやること

塾の速読講座の多くは、パソコンやタブレットの画面で文字を目で追う練習をする形です。週1回ほど通い、学年に合った文章を速く読んで問題に答えます。

種類主な練習確かめたいこと
塾に付いた速読講座画面の文字を追う・文章を読んで答える普段の本や教科書でも速くなるか
速読専門の教室教室の教材で読む・問題に答える通う期間と回数・総額
家庭用のアプリ画面のトレーニングを毎日少しずつ本を読む時間につながっているか

通い続ける形は続かない子が多い

私はかつて速読教室と学習塾を運営していました。当時の速読は1〜2年かけて通い続ける形が一般的で、約7割が挫折するのが課題でした(趣味なび by GMO)。

小学生は部活や習い事も増えていくので長く通う形ほど途中でやめやすくなります。申し込む前に何回で何が変わるかを聞いておくと安心です。

画面のトレーニングが本を読む速さにつながるのかは、こちらで詳しく紹介しています。

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塾の速読講座・子どもの速読教室を選ぶ5つの基準

塾や教室を選ぶときは、速さの数字より理解を確かめる仕組みがあるかを最初に見てください。

塾の速読講座や子どもの速読教室を選ぶ5つの基準。1理解度を測っているか、読んだ後に問題や要点で確かめる。2教材以外の本でも速くなるか。3期間・回数・総額を教材費まで含めて先に聞く。4体験授業で子どもがまた行きたいと言うか。5なぜ速く読めるのか親が納得できる説明があるか。いちばん先に見るのは理解を確かめる仕組み。

理解度を測っているか

読んだ後に問題を解いたり要点を話したりして理解を確かめる時間があるかを見ます。速さの記録だけを伸ばす講座は、先ほどの研究のとおり理解が落ちやすくなります。

教材以外の本でも速くなるか

講座の文章では速く読めても、学校の教科書や好きな本で速くならなければ意味がありません。体験のときに普段読んでいる本で速さが変わるかを聞いてみてください。

期間・回数・総額がはっきりしているか

通う期間と回数、教材費まで含めた総額を先に確かめます。大人向けの講座も含めた費用の考え方はこちらで紹介しています。

体験授業で子どもの様子を見られるか

体験授業のあとで子どもがまた行きたいと言うかは大事な判断材料です。楽しかったかどうかは、続くかどうかにそのままつながります。

親が説明を聞いて納得できるか

なぜ速く読めるようになるのかを、親が聞いて納得できる説明があるかも確かめてください。目が良くなる・地頭が良くなるといった説明だけなら、根拠を聞いてみるとよいです。

塾の教室で講師がタブレットを見せながら説明し、父親と小学生の娘が並んで聞いている場面
説明の後に子どもがどんな顔をしているかも見ておきましょう
しゃっく

親御さんが納得していると、子どもも安心して練習に向かえます。

塾に申し込む前に家庭で子どもの読む速さを測る

申し込む前に好きな本と1分のタイマーで今の読む速さを測っておくと、通ったあとの変化を比べられます。

家庭で子どもの読む速さを測る3つの手順。1好きな本を理解できる速さで1分だけ黙読してもらう。2読めた行数に1行の文字数をかけて文字数を出す。3本を閉じて何が書いてあったかを一言で話してもらう。日付と本の名前を残し、1か月後に同じ本で比べる。

1分で読めた行数から文字数を出す

子どもが好きな本を開き、1分だけ理解できる速さで黙読してもらいます。止まった所までの行数に1行の文字数をかけると、1分に読める文字数が出ます。

読み終えたら本を閉じて、何が書いてあったかを一言で話してもらいます。速さと一緒に理解も確かめるのがポイントです。

測った日付と本の名前を残しておく

測った結果は日付と本の名前と一緒にメモに残しておきます。同じ本で1か月後にもう一度測ると伸びたかどうかが分かります。

大人も同じやり方で測れます。親子で一緒に測ると子どもも遊びの感覚で取り組めます。

読むのに集中が続かない子には、こちらの記事の声かけも参考になります。

速読は親が先に体験すると子どもの読書が変わる

子どもに速読をすすめるなら、まず親が先に体験するのが近道です。どんな読み方なのかを親が知っていれば、塾の説明が本物かどうかも見分けられます。

親の読書習慣は子どもに伝わる

私の講座の受講生にも、親が本を読むようになって家族の会話が増えたという人がいます。親が楽しそうに読む姿は、どんな声かけより子どもに伝わります。

リビングのソファで母親と小学生の息子が並んで、それぞれ自分の本を読んでいる場面
まずは同じ部屋でそれぞれの本を開く時間を作ってみてください

高校生が受講したケースでは、長文が頭に入らずテストで時間切れになっていた成績が、2中心から4が並ぶように変わりました。

速読法GSRは頭の中の音読を減らす

私が教えている速読法GSRは、頭の中の音読を減らして意味を取ったまま速く読むことを目指す速読です。目を鍛えるのではなく、脳の使い方から読み方を変えます。

受講生の一部(192名)のデータでは6週間で読む速さが中央値20.68倍に伸びました(PR TIMES 2026年4月8日)。一部を抜き出したデータの真ん中の値なので、伸び方には個人差があります。

受講者の声_野見山勇大さん

しゃっく

親が速く読めるようになると、子どもの本選びも一緒に楽しめるようになりますよ。

頭の中の音読を減らす練習はこちらで紹介しています。

速読と小学生についてよくある質問

速読は小学生に効果がありますか?

読むのが遅くてテストで時間切れになる子には役立ちます。ただし理解を確かめずに速さだけを上げると、内容が頭に残らなくなります。

速読は何歳から始められますか?

学年より音読がスムーズかで判断するのがおすすめです。子ども向けの教室では小学3・4年以降を目安にするところがあります。

塾の速読は意味がありますか?

読んだ後に理解を確かめる時間があり、普段の本でも速くなるなら意味があります。画面の文字を追う練習だけなら、本を読む速さにつながるかを確かめてください。

速読は中学受験の国語に役立ちますか?

長い文章を最後まで読み切れない子には役立ちます。ただし設問に答える力は別に練習が要るので、速読だけで国語の点が上がるわけではありません。

速読で読解力は落ちませんか?

速さだけを競う練習を続けると落ちやすくなります。読んだ後に要点を話すなど、理解を確かめながら進めれば心配はいりません。

家で子どもの読む速さを測るには?

好きな本を1分だけ黙読し、読めた行数に1行の文字数をかけて計算します。読み終えたら何が書いてあったかを一言で話してもらいます。

まとめ

速読は小学生にも役立ちますが、効果が出るのは理解とセットで速さを上げたときです。

  • 効果が出やすいのは、読めるのに時間がかかってテストで時間切れになる子
  • 始める目安は学年より音読がスムーズかどうか
  • 塾の速読講座は理解を確かめる仕組みと、普段の本で速くなるかを見て選ぶ
  • 期間・回数・総額と体験授業での子どもの様子も確かめる
  • 申し込む前に好きな本と1分のタイマーで今の速さを測っておく
  • 親が先に速読を体験すると、塾の説明を見分けられて子どもの読書も変わる

子どもの読み方を変えたいなら、いちばんの近道は親が先に読み方を変えることです。

まずは無料の入門動画講座で、頭の中の音読を減らす読み方がどんなものかを親御さんが確かめてください。動画を最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加でき、速く読める感覚をその場で試せます。

速読法GSR 無料入門講座動画

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