集中力が高い人の特徴7つ|仕事で差がつく毎日の習慣と研究でわかる脳の違い

集中力が高い人の特徴7つ|仕事で差がつく毎日の習慣と研究でわかる脳の違い

同じ量の仕事を抱えているのに、あの人だけはいつも落ち着いて仕事を片づけていく。集中力が高い人の特徴って、いったい自分と何が違うんだろうと思ったことはありませんか?

電話や声かけのたびに手が止まり、通知に気を取られ、気づけば夕方になっている。40代・50代になって、自分は集中力がないんだとか、もう年だから仕方ないとか、自分を責めてしまう人も多いんです。

同じオフィスで、スマホの通知に気を取られて頬づえをつく40代の男性と、隣の席で書類1つに落ち着いて向かう40代の女性
手が止まる回数は、能力より机の上に何が見えているかで変わります。

でも、集中力が高い人は、生まれつき長く粘れる人ではありません。やることを1つに絞り、それても戻れる人なんです。

その差は才能ではなく、毎日の習慣と頭の使い方の違いから生まれます。だから40代・50代からでも、やり方を変えれば近づけるんですよ。

この記事では、集中力が高い人に共通する7つの特徴を研究とあわせて紹介し、仕事ができる人が続けている毎日の習慣と、誤解されやすい点もお伝えします。

集中力の差がいちばん出るのは、毎日の資料やメールを読む時間です。私が教えている速読法GSRで、落ち着いた集中のまま要点から読むやり方は、下の無料の入門動画講座で先に確かめられます。

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目次
ManaBeラボ 浦地純也
  • 株式会社ManaBeラボ代表取締役
  • 中学校、高等学校理科教員免許
  • 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
  • カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格

2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。

その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。

2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。

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集中力が高い人の特徴7つ

やることを1つに絞る、どこまでやるかを決める、雑音を気にしない、力まずに落ち着いている、それても戻るのが速い、休むときは休む、興味を持てる点を見つける、の集中力が高い人の7つの特徴を並べた図

集中力が高い人に共通するのは、やることを1つに絞る、ゴールを決めてから始める、周りの雑音を気にしないといった次の7つの特徴です。

特徴仕事での見え方
①やることを1つに絞るメールを閉じてから資料を作り始める
②どこまでやるかを決めている今日は構成案を3つ出すまで、と決めて取りかかる
③周りの雑音を気にしない隣の席の会話が聞こえても手が止まらない
④力まずに落ち着いている締め切り前でも焦った様子がない
⑤気がそれても戻るのが速い電話を切ったらすぐ元の作業に戻っている
⑥休むときはきっちり休む昼休みは仕事の画面を開かない
⑦興味を持てる点を自分で見つけるつまらない資料にも自分なりの問いを持って読む

集中力とは、1つのことに注意を向け続ける力のことです。ただ7つを並べてみると、注意を向ける力より、注意をそらさない工夫のほうが多いことに気づきますよね。

やることを1つに絞ってから始める

集中力が高い人は、取りかかる前に今やることを1つだけに決めています。

アメリカのスタンフォード大学で、テレビやメールなどを同時に使うことが多い大学生と、あまり使わない大学生を比べた研究があります(Ophir, Nass & Wagner, 2009, PNAS)。

同時に使うことが多い学生のほうが、関係のない情報に気を取られやすく、作業の切り替えも遅かったんです。同時進行に慣れていても、上手になっているわけではないということです。

メールを開いたまま資料を作り、チャットが来たらすぐ返す。仕事ではそれが当たり前になっていますよね。集中力が高い人は、資料を作る間はメールの画面を閉じるというように、やることを1つに絞ってから始めています。

何のためにどこまでやるかを決めている

集中力が高い人は、始める前にこの作業の終わりの形を決めています。

企画書を進める、ではなく、今日は構成案を3つ出すところまで、というように、どこまでやれば終わりかを具体的に決めてから取りかかるんです。

終わりが決まっていないと、どこまでやればいいかが分からず、途中で別の仕事が気になってきます。反対に終わりが見えていると、そこまでは他のことを考えずに進められます。

周りの雑音を気にしない

集中力が高い人は、一点に注意を向ける力が強いというより、関係のない刺激を無視するのが上手なんです。

アメリカのカリフォルニア大学サンフランシスコ校で行われた実験があります(Zanto & Gazzaley, 2009, Journal of Neuroscience)。若い大人に顔と景色の写真を見せ、片方だけを覚えて、もう片方は無視するように頼んだものです。

覚える成績が良かった人ほど、無視するように言われた写真への脳の反応が、見てすぐの段階で小さく抑えられていました。集中力の差は、集中する力より無視する力の差として表れるということです。

しゃっく

集中力がないと悩む人ほど、もっと集中しなきゃと力を入れますよね。でも大事なのは、気になるものを目に入れない工夫のほうなんです。

力まずに落ち着いて取りかかる

集中力が高い人は、集中するぞと力むのではなく、力を抜いたまま深く集中しています。

脳科学者の茂木健一郎氏も講演で、ものすごく集中しているのにリラックスしている状態が、いちばん力を出せる状態だと話しています。

締め切りが迫って焦っているときほど、同じ行を何度も読み返したり、手が止まったりしませんか?焦りや不安が頭に浮かぶと、それだけで考えるための余裕が削られるんです。

落ち着いたまま深く集中できる状態の作り方は、こちらで詳しく紹介しています。

気がそれても戻るのが速い

集中力が高い人も、気がそれないわけではありません。違うのは、それたことに気づいてから元の作業に戻るまでが速いことです。

人の注意は、何もしていなくても目の前の作業から離れていきます。仕事をしている以上、電話や声かけで手が止まるのも避けられませんよね。

集中力が高い人は、気がそれても、また集中できなかったと自分を責めません。気づいたら、そのまま作業に戻るだけです。

同僚との短い会話が終わり、同僚が去っていく横で、落ち着いた表情でノートパソコンの作業に戻る40代の女性
戻るときは、何を考えていたかより、画面のどこまで進んだかを見るのが近道です。

自分を責めている間も、頭の中はその考えごとで埋まっています。責める時間が長いほど、元の作業に戻るのが遅れてしまうんです。

休むときはきっちり休む

集中力が高い人は、休むときは仕事から離れます。

昼休みにスマホでニュースやSNSを見続けると、休んでいるつもりでも頭には情報が入り続けます。集中力が高い人は、少し歩いたり目を閉じたりして、頭に入る情報を減らす休み方をしているんです。

興味を持てる点を自分で見つける

集中力が高い人は、興味の持てない仕事でも、自分なりの問いを1つ持って取りかかります。

たとえば社内の通達を読むときに、自分の部署で変わることは何か、という問いを1つ持つだけで、ただ眺めるより注意が向きやすくなります。

興味のない資料が頭に入らないときの読み方は、こちらでまとめています。

集中力が高い人が続けている毎日の習慣

前日の夜に翌朝の仕事を決め、朝は重い仕事から始め、日中は区切りまで終えて次へ移り、作業中はスマホを遠ざけ、夜は寝る時間を先に決める、集中力が高い人の1日の習慣の図

集中力が高い人は、集中しようと気合いを入れる代わりに、集中しやすい1日の流れを習慣にしています。

前日のうちに翌朝いちばんの仕事を決めている

集中力が高い人は、翌朝やる仕事を前日に決めてから帰ります。

朝に出社してから、今日は何から手をつけようかと考えていると、その間にメールやチャットが目に入って、そちらから片づけ始めてしまいますよね。

前の日に決めておけば、席に着いてすぐ頭を使う仕事に入れます。メールの返信のような軽い仕事は、そのあとに回せばいいんです。

区切りまで終えてから次の仕事に移る

集中力が高い人は、区切りまで終えてから次へ移ります。

前の作業を終えないまま次の作業に移ると、注意の一部が前の作業に残り、次の作業の成績が下がります。アメリカの経営学者ソフィー・リロイ氏が実験で示したことです(Leroy, 2009, Organizational Behavior and Human Decision Processes)。

資料を作りかけのままメールに移ると頭の一部が資料に残り、区切りまで終えてから移るとメールに注意をまるごと向けられることを比べた図

資料を作りかけのままメールを返し、またチャットに戻る。1日中そうしていると、どの仕事にも注意が少しずつ残って、どれにも集中できない状態になってしまいます。

区切りは大きくなくて構いません。この段落まで、この表まで、という小さな区切りでも、終えてから移るだけで次の仕事への入り方が変わります。

スマホと通知を目に入らない所に置いている

集中力が高い人は、集中したい時間にはスマホを目に入らない所に置いています。

画面が伏せてあっても、机の上にあるだけで気になって手が伸びますよね。集中力が高い人は、そもそも手が伸びない場所に置くことで、我慢する必要そのものをなくしています。

仕事を始める前に、ノートパソコンと書類だけを机に残して、スマホを机の引き出しにしまう40代の男性
置く場所を毎日同じにしておくと、迷わずスマホを手放せます。

スマホの置き場所や作業の区切り方など、集中を保つ具体的な方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

寝る時間を先に決めている

集中力が高い人は、仕事が残っていても寝る時間を先に決めています。

睡眠が足りない日は、注意がそれやすくなるのに、自分では気づきにくいんです。睡眠や通知が集中を奪う仕組みは、こちらの記事でまとめています。

集中力が高い人について誤解されやすい3つのこと

集中力が高い人には、長時間ぶっ通しで働ける人、生まれつき集中できる人、周りが見えなくなるほど没頭する人というイメージがありますが、どれも実際とは違います。

長い時間ぶっ通しで集中できる人ではない

集中力が高い人は、長い時間ぶっ通しで続けられる人ではなく、短く区切って何度も戻れる人です。

長時間ぶっ通しで粘ると切れたあと戻れないまま時間が過ぎ、短く区切って何度も戻ると集中している時間が積み重なることを比べた図

私も高校で物理を教えていた頃は、朝7時から夜12時まで働き、長い時間と根性で乗り切ろうとしていました。あとになって、長時間と根性に頼っていたことこそが、要領の悪さの原因だったと気づいたんです。

集中が何分続くかについてよく言われる数字の根拠は、こちらで確かめています。

しゃっく

私も昔は、長くやった日ほど頑張った気になっていました。でも大事なのは時間の長さより、何回集中に戻れたかなんです。

集中力は生まれつきで決まるものではない

7つの特徴を見返すと、どれも生まれつきの能力というより、やり方と習慣ですよね。

やることを1つに絞る、終わりの形を決める、スマホを目に入らない所に置く。どれも今日から変えられることばかりです。集中力がないと感じているなら、自分の能力を疑う前に、まず毎日のやり方を見直してみてください。

周りが見えなくなるほど没頭する人とは違う

集中力が高い人は、話しかけられても気づかないほど没頭する人ではなく、必要なときは顔を上げられる人です。

仕事では、上司からの急ぎの連絡やお客様からの電話に応じなければいけない場面がありますよね。集中力が高い人は、そうした場面で顔を上げて対応し、終わればまた元の作業に戻ります。

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集中力が高い人に近づくための要点

集中力が高い人に近づくには、まず次の3つから始めてみてください。特徴の中でも、今日からすぐ変えられるものです。

  • 始める前に、やることを1つとその終わりの形を決める
  • 気がそれたら、自分を責めずにそのまま戻る
  • 集中したい時間は、スマホを目に入らない所に置く

集中力を鍛える方法をもっと知りたい人は、先ほど紹介した集中力を高める方法の記事も読んでみてください。

集中力の差がいちばん出るのは資料やメールを読む時間

仕事の中で集中力の差がいちばん表れるのは、資料やメールを読んでいる時間です。読む作業は、気がそれやすいうえに、1日の中で占める時間が長いからなんです。

頭の中で音読する読み方は集中を保ちにくい

資料が頭に入らず同じ行を何度も読み返してしまうのは、集中力が足りないからではなく、読み方そのものが原因のことが多いんです。

読むときは、書かれた内容を頭に置いたまま、要点をつかみ、どう判断するかを考えます。この作業をする脳の働きは、よく作業机にたとえられます。

ところが多くの人は、文字を頭の中で一字ずつ声にしながら読んでいます。これを内声化と呼びます。声にした言葉を覚えておくだけで作業机の場所を取り、そこに雑念が入ると、読んだ内容を置く場所がなくなるんです。

頭の中で音読すると声にした言葉と雑念で作業机が埋まり、要点から読むと考えるための余裕が残ることを比べた図

集中力が高い人の特徴は、読む場面にもそのまま当てはまります。何のために読むかを決め、要点から先につかみ、力まずに読む。こう読めると、作業机に余裕が残り、気がそれても戻りやすくなります。

頭の中の音読を減らす練習は、内声化を減らす3つの練習で紹介しています。

速読法GSRは落ち着いた集中のまま要点から読む

ここまで集中力の話をしてきましたが、私は速読のスクールで読み方を教えています。なぜ速読の講師が集中力の話をするかというと、私が教えている速読法GSRは、集中した状態を作ってから読む脳の使い方のトレーニングだからです。

GSRでは、読む前に1分ほどで頭と体を落ち着かせ、頭の中の音読を減らし、要点から先につかむ読み方を身につけます。目を速く動かす訓練ではありません。

紹介した習慣は、どれも今日から使えます。でも仕事の時間の多くは読む作業なので、読み方そのものが変われば、一つひとつのコツを意識しなくても、集中して読める時間が増えます。

朝いちばんに溜まっていたメールと資料を短い時間で読み終え、空いた時間を考える仕事に回す。読み方が変わると、1日の使い方がそう変わっていくんです。

しゃっく

速く読んだら余計に集中できないんじゃ?と思いますよね。実は、ゆっくり一字ずつ読むほうが、雑念が入り込む隙間ができてしまうんです。

落ち着いて読めるようになった受講生の声

GSRの受講生には、忙しさの中でも落ち着いて読めるようになった方がいます。

受講者の声_益永比呂子さん

受講者の声_IHさん

お二人に共通するのは、速く読めるようになっただけでなく、心と頭を落ち着けたまま仕事に向き合えるようになったことです。

集中力が高い人に近づきたいなら、1日でいちばん長く集中を使っている読む時間から変えてください。

無料の入門動画講座で、頭を落ち着けてから要点を読む読み方を体験できます。動画を最後まで見ると、通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加できます。

集中力が高い人についてよくある質問

集中力が高い人の特徴は何ですか?

やることを1つに絞る、終わりの形を決めてから始める、周りの雑音を気にしない、力まずに落ち着いている、気がそれても戻るのが速い、休むときは休む、興味を持てる点を自分で見つける、の7つです。

集中力が高い人はどんな性格ですか?

性格よりも、行動の習慣に共通点があります。気がそれても自分を責めずに戻る、休むときはきっちり休むといった習慣が、落ち着いた人という印象につながっています。

集中力は生まれつきですか?

集中力が高い人の特徴の多くは、やることを1つに絞る、スマホを目に入らない所に置くといったやり方と習慣です。生まれつきだとあきらめる前に、毎日のやり方を変えてみてください。

集中力が高い人は頭がいいのですか?

関係のない情報を無視できた人ほど、覚える課題の成績が良かったという研究があります。ただし気になるものを目に入れない工夫で補える部分も大きく、生まれつきの頭の良さだけで決まるものではありません。

集中力が高い人は長時間集中できるのですか?

長時間ぶっ通しで続けられる人というより、短く区切って何度も戻れる人です。区切りまで終えてから次へ移り、休むときはきっちり休むので、1日を通して集中を保てます。

集中力が高い人に近づくには何から始めればいいですか?

始める前にやることを1つとその終わりの形を決め、集中したい時間はスマホを目に入らない所に置いてください。仕事で読む量が多い人は、読み方を変えるのがいちばんの近道です。

まとめ

集中力が高い人は、長く粘れる人ではなく、やることを絞り、それても戻れる人です。

  • やることを1つに絞り、終わりの形を決めてから始める
  • 集中する力より、関係のない刺激を無視する工夫を持っている
  • 力まずに落ち着いて取りかかり、それても責めずに戻る
  • 区切りまで終えてから次に移り、休むときはきっちり休む

今日はまず、明日の朝いちばんにやる仕事を1つだけ決めてから帰ってみてください。

そのうえで、毎日の資料やメールを落ち着いた集中のまま読み切れるようになりたいと思ったら、迷わず無料の入門動画講座を受け取ってください。読み方が変われば、40代・50代からでも集中力が高い人の働き方に近づけます。

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