会議で発言できないまま終わって帰りに言えばよかったことを思いつく日が続いていませんか。
一度黙って座っている会議の時間を数えてみてください。週4時間なら4時間 × 年48週 = 年192時間を会議に使っている計算です。

そのたびに何か言わなきゃという焦りだけが残るから発言できない理由を調べているのだと思います。
会議で発言が思いつかないのは性格や話す力のせいとは限りません。多くは資料を会議中に初めて読む順番が原因です。資料を先に読んで問いを1つ作っておくと話を聞きながら考える余裕が生まれます。
この記事では会議で発言できない5つの原因を説明します。そのうえで会議の前にする4つの準備と、会議中の聞き方・話し方を紹介します。
会議の発言に読む速さが本当に関係あるのかと疑っている方こそ、先に確かめてください。資料を速く読んで要点をつかむ読み方は下のボタンから受け取れる無料の入門動画講座で試せます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
会議で発言できない5つの原因
会議で発言できない原因は準備と処理の順番にあるものと気持ちにあるものに分かれます。自分に当てはまるものから手を打つと早く変わります。

会議の目的と論点が分かっていない
いちばん多いのは何を決める会議かを知らないまま座っていることです。
報告を聞く会議なのか、案を決める会議なのかで求められる発言は変わります。目的が分からないとどの話に意見を言えばよいのか分からず黙ってしまいます。
資料を会議中に初めて読んでいる
資料を会議が始まってから読むと話についていくだけで精一杯になります。
画面に映った資料を読みながら説明を聞くと自分の考えをまとめる前に議題が次へ進みます。会議が終わってから言いたいことが浮かぶのは資料を読み終えた後に考える時間ができるからです。
話を追うだけで考える余裕がない
人の話を聞きながら考えるのは頭に大きな負担がかかる作業です。
話の中身を覚える・資料の数字を見る・自分の意見を探すの3つを同時にすると、どれかがこぼれます。40代・50代で以前より言葉が出にくいと感じるなら同時に抱えている作業の量を疑ってください。
正しい答えを言おうとしている
会議の意見にひとつの正解はありません。それでも完璧な答えを探すと口を開くまでに時間がかかります。
考えがまとまったころには別の人が似たことを言っています。役職が上がるほど的外れなことは言えないと思いやすく黙る時間が長くなります。
否定や周りの目が気になる
否定されるのが怖い気持ちや周りの目を気にする気持ちも発言を止めます。
北陸先端科学技術大学院大学の研究報告では、議論で消極的な人が発言をためらう要因として社会的地位を気にすることと周囲の目や批判を気にすることが挙げられています(濵口ほか 2023)。
24人の実験では1つの発言に注目が集まらない仕組みにすると発言の意欲が上がる可能性が示されました。
周りの目が気になるのはあなたが弱いからではありません。発言が目立つ場ほど多くの人が言葉を選ぶ時間が長くなります。
しゃっく発言できない原因は1つではありません。まずは目的と資料の2つから手を付けると気持ちの負担も軽くなりますよ。
資料を読むのに時間がかかって考える余裕がないと感じたら、無料の入門動画講座で要点を先につかむ読み方を試せます。
発言が思いつかない人が会議の前にする4つの準備
発言が思いつかない人は会議の前の10分で準備を変えると次の会議から違いが出ます。下の4つを順番に試してください。


会議の目的と自分の役割を確かめる
最初に会議で決めることと自分が何を求められているかを確かめます。
招集のメールや議題を見て決めることを1行で書き出してください。分からなければ主催者に一言聞いても構いません。役割が分かるとどの議題で話せばよいかが決まります。
資料を先に読んで問いを1つ作る
資料は会議の前に一度通して読み、気になる点を問いの形で1つ書きます。
全部を細かく読む必要はありません。結論と数字と前回から変わった所だけをつかみます。そのうえでこの数字はなぜ下がったのかのような問いを1つ作ると、会議で話を聞くときの目印になります。


言いたいことを1行のメモにする
問いに対する自分の考えを1行で書いておきます。
長い文にすると話すときに読み上げるようになって言葉が詰まります。賛成か反対か・どこが気になるかを1行にまとめると、そのまま口に出せる長さになります。
発言の型を1つ決めておく
話すときは結論・理由・提案の順で話すと決めておきます。


たとえばこの案に賛成です・理由は費用が下がるからです・来月に数字を確かめませんかの順です。型が決まっていると考えることが中身だけになり、話し始めが速くなります。
要点を短くまとめる手順はこちらで詳しく紹介しています。


発言が出てこないと自分は考えるのが遅いと思いがちですが、会議中に資料を初めて読んでいると考える前に時間がなくなります。発言が遅れる原因は考える力より、資料を読んで処理する速さにあることが多いんです。
会議の前に資料を読む時間が取れないと感じる方は、無料の入門動画講座で短い時間に要点を拾う読み方を見ておくと準備が楽になります。
会議中に発言を思いつくための聞き方と話し方
会議中は事実と自分の考えを分けて聞くと発言のもとが見つかります。話し始めは短い一言からで十分です。


事実と気になる点を分けてメモする
メモは事実・気になる点・自分の考えの3つに分けて書きます。
話された数字や決まったことは事実の欄に書きます。引っかかった所は気になる点の欄に書きます。気になる点がたまったらそこが発言の材料です。考えの欄が空でも気になる点があれば質問として話せます。
質問から入る
意見がまとまらないときは質問から入って構いません。
この数字は前年と比べてどうですかのような確認の質問は議論を進める立派な発言です。質問への答えを聞くうちに自分の意見が固まることも多くあります。
相づちと短い感想から始める
いきなり長く話そうとせず短い一言から始めます。
いまの説明で流れが分かりましたのような一言で十分です。一度声を出すと次の発言のハードルが下がります。会議の最初の10分以内に一言話すと決めておくのも効きます。
オンライン会議はチャットも使う
オンライン会議では声で入るタイミングがつかみにくくなります。
話に割り込みにくいときはチャットに質問や賛成の一言を書いてください。チャットに書いたことを進行役が拾ってくれることもあります。手を挙げる機能があればそれを使うと自然に順番が回ってきます。
話を聞いても内容が抜けていくと感じる方は聞き方のコツをこちらで紹介しています。


会議中に資料と話の両方を追うのがつらいなら資料を読む速さを上げると余裕が生まれます。そのやり方は無料の入門動画講座で先に見られます。
発言が思いつかない根っこは読む速さにある
ここまでの準備と聞き方を支えているのは資料を速く読んで要点をつかむ力です。私が速読の講師として会議の話をするのは、発言が思いつかない人の多くが資料を読む時間で詰まっているからです。


会議中は聞く・読む・考えるを同時にしている
会議中の頭は3つの作業を同時にしています。
説明を聞く・資料を読む・自分の考えを探すの3つです。このうち資料を読むのに時間がかかると残りの2つに回す余裕がなくなります。発言できないのはあなたが悪いわけではなく、読む作業に頭を取られているからです。
資料を速く読めると考える時間が残る
資料を先に短い時間で読み終えられると会議中は聞くことと考えることに集中できます。
会議の前の10分で資料の結論と数字をつかめれば問いを作る時間も取れます。一字一句を順に読むやり方から、結論と数字を先に拾うやり方に変えるだけで、読む時間は短くなります。
速読法GSRは読む前に問いを決める
私が教えている速読法GSRは読む前に問いを決めるところから始めます。
この資料から何を知りたいかを先に決めて読むと答えになる所に目が止まります。会議の資料なら結論と数字だけを数分でつかみ、質問を考える側に時間を使えます。目指す理解度は30〜60%で、全部ではなく必要な所を拾います。
この読み方は一度身につければこれからのすべての会議に使えます。最初に数えた年192時間の会議は来年も再来年も続きます。
要点を整理して伝えられるようになった声
会社員の受講生からは要点を整理して相手に伝えられるようになったという声が届いています。下の声のように速く読んだうえで要点を話せるようになった方もいます。


速読とは、「結局アウトプットできないもの」と思っていました。受講後は、短時間で読み、本の要点を理解をしながらアウトプットできるようになりました。以前は1冊1〜2ヶ月かけて読んでも、全然記憶していなかったので大きな変化です。その結果、すきま時間を活用して副業の勉強と実践ができるようになり、本業と同じくらい稼ぐ事ができるようになりました。今では完全に会社を辞めて、楽しく働いています。
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資料を先に読む準備は自己流でも始められますが、一字一句を順に読むくせが残ると読む時間は短くなりません。入門動画講座では、結論と数字を先に拾って要点をつかむ読み方を順番に見られます。
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会議で発言できない悩みのよくある質問
- 会議で発言できないのは性格のせいですか?
-
性格だけが原因とは限りません。会議の目的を知らない・資料を会議中に初めて読むなど、準備と順番で発言しにくくなっていることが多くあります。
- 会議で発言が思いつかないときは何を言えばいいですか?
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確認の質問から入ってください。この数字は前年と比べてどうですかのような質問も議論を進める発言です。
- 会議で何も言わないと評価は下がりますか?
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評価のしかたは職場によって違います。ただ意見を求められる立場なら質問や短い一言でも参加していることは伝わります。
- 会議の発言に読む速さは本当に関係ありますか?
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資料を会議中に読んでいる人には関係があります。資料を読み終えるのに時間がかかるほど話を聞きながら考える余裕が減るからです。
- 40代・50代になって会議で言葉が出にくくなりました。年のせいですか?
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年だけで決めつける必要はありません。抱えている仕事や資料の量が増えて同時にこなす作業が多くなっていることも関係します。物忘れがひどいなど気になる症状が続く場合は医療機関に相談してください。
- オンライン会議で発言できないときはどうすればいいですか?
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チャットに質問や賛成の一言を書くか手を挙げる機能を使ってください。声で割り込むより順番が回ってきやすくなります。
まとめ
会議で発言できないのは性格だけのせいではなく準備と処理の順番で変えられます。
- 原因は目的が分からない・資料を会議中に読む・考える余裕がない・正解を探す・周りの目の5つ
- 会議の前に目的を確かめて資料を先に読んで問いを1つ作る
- 言いたいことを1行にして結論・理由・提案の型で話す
- 会議中は事実と気になる点を分けてメモして質問や短い一言から入る
- 資料を速く読めるほど会議中に考える時間が残る
黙って座っている会議の時間は迷っている間も毎週積み上がります。
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