速読で漢字だけ読む方法はひらがなを流して漢字や数字に目を止める読み方です。報告書の下見には使えますが一字で意味が変わる文では内容を取り違えます。
まず1日に資料とメールを読んでいる時間を数えてみてください。1時間 × 勤務日240日 = 年240時間が読むことに使われている計算です。

そう数えるといつも追われている焦りの正体が見えてきますよね。でも読む量が多いことだけが原因ではありません。
結論から言うと漢字だけ読む方法は全体をつかむ下見に使い、否定や条件がある文はひらがなまで読むのが安全です。そして漢字を拾っても速くならない人は拾った漢字まで頭の中で読み上げていることが多いです。
この記事では漢字だけ読むやり方を仕事の資料で試す手順と、取り違えやすい文の見分け方を紹介します。
漢字だけでは本当に仕事の文書を読めるのかと疑っている方こそ先に確かめてください。一字ずつ追わずに要点をつかむ読み方は下のボタンから受け取れる無料の入門動画講座で試せます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
速読で漢字だけ読む方法とは|ひらがなを流して漢字に目を止める
速読で漢字だけ読む方法とは漢字に目を止めてひらがなを流す読み方です。文の意味を運ぶ言葉だけを拾って1行にかかる時間を短くします。

漢字・カタカナ・数字に目を止めてひらがなは流す
目を止めるのは漢字・カタカナ・数字です。助詞や文末のひらがなは目に入っても読み上げずに先へ進みます。
たとえば第3四半期の売上は前年同期比で12%減少しましたという文なら第3四半期・売上・前年同期比・12%・減少の5つを拾います。これだけで売上が12%減ったという中身はつかめます。
日本語は意味が漢字に集まりやすい
漢字だけで中身がつかめるのは漢字が意味を表す文字だからです。ひらがなは音を表す文字で言葉どうしをつなぐ役が多くなります。
脳科学者の毛内拡さんは著書『読書する脳』で、漢字は音として理解する前にまず映像として処理されると紹介しています。桜という字を見ると桜の花が浮かぶような働きです。
本や記事で紹介されている呼び名
漢字だけ読む方法は本や記事ごとに呼び名が違います。中身はどれもひらがなより漢字を優先して読む点で同じです。
上岡正明さんは漢字だけリーディングとして紹介しています(東洋経済オンライン)。川岸宏司さんは漢字はしっかり読みかなは流すやり方を勧めています(ダイヤモンド・オンライン)。
しゃっく漢字を拾う読み方は特別な訓練が要らないので今日の資料ですぐ試せます。まずは1枚で試してみましょう。
漢字を拾うだけで足りるのか不安な方は無料の入門動画講座で全体から要点をつかむ読み方を先に見ておくと比べやすくなります。
漢字だけ読む速読のやり方|仕事の資料で試す3つの手順
漢字だけ読むやり方は探す・拾う・確かめるの3つの手順で進めます。いきなり漢字を拾い始めると目に入った漢字を全部追ってしまうからです。


開く前に探すことを1つ決める
資料を開く前に何を知りたいかを1つ決めます。予算は増えるのか・自分の部署に関係があるのかのように問いの形にします。


探すことが決まると拾う漢字が絞られます。問いと関係のない漢字は目に入っても止まらずに先へ進めます。
見出しと太字を見てから漢字を拾う
漢字を拾う前に見出しと太字だけを先に見て資料の組み立てをつかみます。
どこに何が書いてあるかが分かれば問いに関係する節だけで漢字を拾えます。全ページで漢字を拾うより早く答えに着きます。
引っかかった文だけひらがなまで読む
問いの答えがありそうな文や意味が読めない文だけはひらがなまで読みます。
漢字だけで分かった気になった所が一番の落とし穴です。数字・否定・条件が出てくる文は全部読むと決めておくと取り違えを防げます。



漢字を拾う時間と全部読む時間を分けておくのがこつです。拾い読みで済ませる所と読み込む所を自分で選べるようになりますよ。
3つの手順を試しても1枚の資料で時間がかかる方は無料の入門動画講座で目的を決めて読む練習のやり方を確かめてみてください。
漢字だけでは意味を取り違える3つの文
漢字だけ読む方法が危ないのは意味がひらがなで決まる文です。仕事の文書では次の3つの文で取り違えが起きやすくなります。


否定と二重否定の文
本案は承認されると本案は承認されないは漢字だけだと同じに見えます。拾えるのはどちらも本案と承認だけだからです。
できないことはないのような二重否定はさらに読み違えます。個人の実践記録でもひらがなを飛ばす読み方では二重否定を読み取れないと書かれています(note)。
条件と例外がついた文
納期は3月末ですが仕様変更がない場合に限りますのような条件と例外もひらがなに入ります。
漢字だけ拾うと納期・3月末・仕様変更が残り、条件の部分が抜けます。契約書・社内規程・見積もりの但し書きはこの形が多い文書です。
メールの依頼と断り
メールの頼まれていることと断りもひらがなで決まります。
資料はお送りいただかなくて大丈夫ですを漢字だけで読むと資料・送・大丈夫が残り、送ってほしいのか不要なのかが逆に取れます。依頼の部分は1文ずつ全部読んでください。
長いメールの要点を外さずにつかむ方法はこちらの記事でも紹介しています。


取り違えが怖くて結局全部読んでしまう方は無料の入門動画講座で一字ずつ追わずに中身をつかむ考え方を見ておくと切り替えやすくなります。
漢字だけ読む方法が向く文書と向かない文書
漢字だけ読む方法が向くかどうかは一字で結論が変わるかで決まります。全体を知るための文書には向き、結論や条件を正しく読む文書には向きません。
| 文書 | 向くか | 理由 |
|---|---|---|
| 報告書・議事録の下見 | 向く | 何が書いてあるかを先につかめればよい |
| ニュース・業界の記事 | 向く | 数字と固有名詞で中身が分かる |
| 専門書の1回目 | 向く | 2回目に読む章を決められる |
| 契約書・社内規程 | 向かない | 条件と例外がひらがなに入る |
| メールの依頼部分 | 向かない | 頼まれていることが逆に取れる |
| 小説・エッセイ | 向かない | 話の流れと表現を味わうもの |
向くのは全体を知るための下見
漢字だけ読む方法は何が書いてあるかを知る下見に向きます。報告書の要点やニュースの中身を先につかむ使い方です。
速読教室で漢字とカタカナを拾う方法を習った人の相談でも内容の大枠はつかめるようになったが専門書は難しいままと書かれています(ブクログ)。
向かないのは一字で結論が変わる文書
契約書・規程・メールの依頼のように一字で結論が変わる文書は漢字だけで読み終えないでください。
下見で漢字を拾ってから大事な条文や依頼の文だけを全部読む。この2段に分ければ漢字だけ読む方法の速さを使いながら取り違えを防げます。
研究でも速さと理解は引き換えとされている
読む速さを上げると理解が落ちやすいことは研究でも確かめられています。
心理学の研究をまとめた論文では、深い理解が要らないときは拾い読みで短い時間にある程度の理解を得られるとしています。
一方で理解を保ったまま2〜3倍に速めるのは難しく、言葉の力が読む速さの中心にあるとも書かれています(Rayner et al., 2016)。



漢字だけ読む方法は下見の道具として使うと便利です。全部をこれで読もうとすると理解が追いつかなくなります。
速読で理解が落ちる原因と両立のしかたはこちらで詳しく紹介しています。


漢字を拾っても速くならない原因は頭の中の音読
漢字を拾っても速くならない原因は拾った漢字を頭の中で読み上げることにあります。読み上げると話す速さまでしか進めません。


拾った漢字まで頭の中で読み上げている
漢字だけ読んでいるつもりでもだいさんしはんき・うりあげと頭の中で声にしていれば速さは変わりにくくなります。
学校で一字ずつ声に出して読む練習をしてきたので、黙って読んでいても頭の中で音にするくせが残っています。あなたが悪いわけではなく習った読み方がそのまま続いているだけです。頭の中の音読を減らす練習はこちらで紹介しています。


読む速さを上げる方法の全体は本を早く読む方法とコツでまとめています。
速読法GSRは全体から要点をつかんで重ねて読む
私が教えている速読法GSRでは1回で目指す理解を30〜60%にして何度か重ねて読みます。
漢字を1つずつ拾うのではなく目的を決めてから全体を見て要点をつかみます。1回で全部を分かろうとしないので読み上げずに先へ進めます。速読法GSRの考え方はこちらで詳しく紹介しています。




最初に数えた年240時間は読み方が今のままなら来年も同じだけかかります。
読み方は一度変えれば資料にもメールにも本にも使えます。受講後のアンケートでも仕事の処理が早くなったという声をいただいています。
速く読めた気になっていた受講生の声
過去に速読を習って速く読めた気になっていた方もいます。下の方は今1分に1万文字以上を読んでアウトプットできるようになりました。


昔、速読に100万円以上を投資したにも関わらず習得できず挫折。速く読めた気になっているだけで、理解は全くできていない状態でした。しかし、GSRでは1分間に1万文字以上(日本人平均は500文字/分)を読み、アウトプットすることができました。
72歳にして、速読のリベンジ達成です!おかげさまで目標だった1年間で500冊読破にも成功しました!
漢字を拾う読み方で理解が追いつかなかった方ほど、読み方そのものを変えると違いが分かります。
漢字を拾う読み方は自己流でも試せますが、拾った漢字を頭の中で読み上げるくせが残ると速さは変わりません。入門動画講座では、目的を決めて全体から要点をつかむ読み方を順番に見られます。
- 費用は0円で登録はメールアドレスだけ
- 最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会に無料で参加できる
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費用は0円・入力はメールアドレスだけです
速読で漢字だけ読む方法のよくある質問
- 速読で漢字だけ読むと本当に内容が分かりますか?
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報告書やニュースのように数字と固有名詞で中身が決まる文なら大枠はつかめます。ただし否定・条件・依頼はひらがなで決まるので、その文だけは全部読んでください。
- ひらがなを読まないと二重否定はどうなりますか?
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できないことはないのような二重否定は、漢字だけだと意味が逆に取れることがあります。否定の言葉が出てきた文は全部読むと決めておくと安全です。
- 漢字だけ読む方法は契約書にも使えますか?
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契約書は下見までにしてください。どの条文に何が書いてあるかを漢字で先につかみ、大事な条文は条件と例外までひらがなを含めて全部読みます。
- 横書きの資料やパソコンの画面でも使えますか?
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横書きでも縦書きでも使えます。見出しと太字で組み立てをつかんでから、問いに関係する段落で漢字を拾う手順は同じです。
- 漢字だけ読んでも速くならないのはなぜですか?
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拾った漢字を頭の中で読み上げていると、話す速さより速くは進めません。目で拾う量を減らすより、頭の中の音読を減らすほうが読む速さは変わります。
- 仕事の資料やメールに速読は本当に使えますか?
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使えます。目的を決めてから全体を見て要点をつかむ読み方は資料にもメールにも同じように使えます。疑っている方こそ無料の入門動画講座で一度試してみてください。
まとめ
速読で漢字だけ読む方法は全体をつかむ下見の道具です。
- 漢字・カタカナ・数字に目を止めてひらがなは流す
- 開く前に探すことを1つ決めて見出しと太字から拾う
- 否定・条件と例外・メールの依頼はひらがなまで全部読む
- 向くのは報告書やニュースの下見で、契約書や規程は向かない
- 漢字を拾っても速くならないのは頭の中で読み上げているから
資料とメールに1日1時間なら年240時間を読むことに使っています。
仕事の文書で本当に使えるのかと疑っている方こそまず無料の入門動画講座で確かめてください。
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