本を最後まで読めない5つの原因|途中で挫折する大人が読み切れる読み方

本を最後まで読めない5つの原因|途中で挫折する大人が読み切れる読み方

本を最後まで読めないのは、根気や頭のせいではありません。1ページ目から全部を理解しようとする読み方が、途中で手を止めさせています。

まず去年開いた本を思い出して数えてみてください。開いた10冊のうち最後まで読み切ったのが2冊なら、2冊 ÷ 10冊 = 読み切れたのは2割です。

夜のリビングのソファで40代の男性が、最初の方にしおりを挟んだまま本を閉じて肩を落としている。横の机とソファにも最初の方にしおりの挟まった本が置いてある
しおりが最初の方で止まっている本を、棚から一度全部出して並べてみてください。

途中で閉じた本を見るたびに自分は根気がないという劣等感がありますよね。また途中でやめるのではと思うと、新しい本を買うことさえためらってしまいます。

結論から言うと読み方を変えれば本は最後まで読めます。止まる原因は性格ではなく、分からない所で止まって読み返すやり方にあるからです。

この記事では本を途中で挫折する5つの原因と、最後まで読み切るための読み方を紹介します。

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ManaBeラボ 浦地純也
  • 株式会社ManaBeラボ代表取締役
  • 中学校、高等学校理科教員免許
  • 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
  • カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格

2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。

その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。

2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。

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本を最後まで読めないのは根気のせいではない

本を最後まで読めないのは根気の問題ではありません。途中で止まる人には同じ流れがあります。

本を途中で閉じてしまう流れの図。1ページ目から全部分かろうとする。分からない所で止まって読み返す。翌日は前を忘れてまた読み返す。ページが進まず本を閉じる。止まる原因は根気ではなく読み方。

本を読み切れない大人は多い

本を読み切れずに悩んでいるのはあなただけではありません。

文化庁の調査では、1か月に本を1冊も読まない人は62.6%でした。読書量が以前より減っていると答えた人も69.1%います(文化庁「令和5年度 国語に関する世論調査」)。

速読講師も昔は8割を途中でやめていた

速読を教えている私も、昔は8割の本を途中でやめていました。

全部理解しようと1文字ずつ読み、翌日は前日の所を忘れて同じ所を読み返す。ページが進まずにイライラし、途中でやめるか3か月かけて読み終えるかの二択でした。

止まる場所は読み方で決まる

途中で止まるのは分からない所に出会ったときです。

1ページ目から全部分かろうとすると、分からない所で読み返しが始まります。前に進まない日が続くと、本を開くこと自体がつらくなります。性格を変えなくても止まり方を変えれば本は読み切れます。

しゃっく

途中でやめた本の数は根気の量ではありません。読み方の癖がそのまま数字に出ているだけです。

本の内容が頭に入らない仕組みは本や文章が頭に入らない原因|文字が入ってこないときの見分け方と3つの読み方で詳しく紹介しています。

本を途中で挫折する5つの原因

本を途中で挫折する原因は読む前と読む途中にあります。よくあるのは次の5つです。

本を途中で挫折する5つの原因の図。読む前に1ページ目から順に全部読もうとする。読む途中で分からない所で止まって読み返す。1冊に何日もかけて前を忘れる。読む前に今の自分に合わない本を選ぶ。気持ちの面で途中でやめるのは負けだと思う。5つのうち4つは読み方で外せる。

1ページ目から順に全部読もうとする

1つ目は最初から順に全部読むことです。

本は前から順に読むものと思っていると、前置きの長い章で疲れてしまいます。知りたい話が後ろの章にあっても、そこへたどり着く前に閉じてしまいます。

分からない所で止まって読み返す

2つ目は分からない所で止まることです。

1つの言葉や段落が分からないと、分かるまで何度も読み返したくなります。ところが本の中の分からない所は、先を読むと説明されていることが多いです。止まった所で時間を使い切ると最後までたどり着けません。

1冊に何日もかけて前を忘れる

3つ目は1冊に何日もかけることです。

1日数ページずつ読むと、次に開いたときには前の話を忘れています。忘れた所を読み返すのでまた進みません。読み切るまでの期間が長いほど、本の全体がぼやけてしまいます。

今の自分に合わない本を選んでいる

4つ目は今の自分に合わない本を開いていることです。

話題の本や人に勧められた本でも、今の悩みと関係がなければ読む理由が続きません。前提の知識が足りない難しい本も、最初の章で止まりやすくなります。

途中でやめるのは負けだと思っている

5つ目はやめたら負けという思い込みです。

合わない本でも最後まで読まなければと思うと、その本を開けないまま次の本にも進めなくなります。途中で閉じた本が気になって、読書そのものが重く感じられます。

しゃっく

5つのうち4つは読み方の話です。どれも能力ではなく、やり方を少し変えるだけで外せます。

読書に集中が続かない方は読書に集中できない原因は読む速さ|本に集中できない大人が今日から試す4つの対策も合わせて読んでみてください。

分からない所で止まる癖がある方は無料の入門動画講座で全体から読む順番を先に見ておくと、次の読み方が試しやすくなります。

本を最後まで読み切る5つの読み方

本を最後まで読み切るには、止まらずに一度最後まで通すことです。読み方は次の5つです。

本を最後まで読み切る5つの読み方の図。1決める:目次を見て知りたいことを1つ決める。2通す:1回目は分からない所を飛ばして最後まで読む。3区切る:1冊を2〜3日で読み終える日程にする。4戻る:読み終えたら気になった所だけ読み直す。5選ぶ:合わない本はやめてよい目安を決める。

読む前に目次を見て知りたいことを1つ決める

1つ目は開く前にこの本で知りたいことを1つ決めることです。

目次を1分ながめて、知りたいことに近い章に印をつけます。目的が決まると、ゆっくり読む所と流してよい所の見分けがつきます。

1回目は分からない所を飛ばして最後まで通す

2つ目は1回目は分からない所を飛ばすことです。

朝の食卓で50代の女性が文庫本のページを先へ先へとめくって読み進めている。横にお茶が置いてある
気になった言葉は付箋だけ貼って先へ進むと、あとで戻る場所に迷いません。

分からない言葉や段落に出会っても、止まらずに次のページへ進みます。最後まで通すと本の全体が見えるので、分からなかった所の意味が後からつながります。

1冊を2〜3日で読み終える日程を先に決める

3つ目は読み終える日を先に決めることです。

1冊を2〜3日で読み終えると決めると、前に読んだ所を忘れる前に最後までたどり着けます。1日の分量はページ数を本の残り日数で割るだけで決まります。

読み終えたら気になった所だけ読み直す

4つ目は気になった所だけ読み直すことです。

全体を読んだあとなら、どこに大事なことが書いてあるかが分かります。1回目に飛ばした所のうち、気になった所だけに戻れば細かい所も取りこぼしません。

合わない本はやめてよい目安を決めておく

5つ目はやめてよい目安を先に決めておくことです。

本の様子どうするか
目次を見ても知りたいことが見当たらない読まずに閉じてよい
最初の章で前提の知識が足りないと分かった入門書を先に読んでから戻る
半分まで読んでも知りたいことが出てこない残りは目次で拾い読みして終える
知りたいことが書いてあるのに止まっている分からない所を飛ばして最後まで通す

やめる本を自分で選べると、やめたら負けという思い込みが外れます。読み切る本に時間を回せるので、読み切れる冊数はむしろ増えます。

しゃっく

今夜開く1冊で、分からない所を飛ばして最後のページまで進んでみてください。止まらずに通せた感覚が次の1冊につながります。

時間が足りないと感じる方は忙しい社会人が読書を続ける方法|時間がなくても1冊を読み切る5つのコツもどうぞ。

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最後まで読めない人ほど速読の読み方で変わる

最後まで読めない人ほど、全体から重ねて読む速読の読み方で変わります。

止まる読み方と止まらない読み方の比較の図。一字一句を1回で全部理解しようとすると、分からない所で止まり、読み返して進まず、途中で閉じる。全体から重ねて読むと、1回目で全体をつかみ、2回目で知りたい所を深め、最後まで読み切れる。分からない所で止まる場面がそもそも減る。

全体から重ねて読むと途中で止まらない

私が教えている速読法GSRは、全体を何度か重ねて読む読み方です。

1回目で本の全体をつかみ、2回目以降で知りたい所を深めます。一字一句を1回で全部理解しようとしないので、分からない所で止まる場面がそもそも減ります。

読み方は一度身につければこの先の本すべてに使える

最初に数えた読み切れなかった本は、読み方が同じならこれからも増えていきます。

読み方を変えると読み切れる本が増えることを示す図。開いた本10冊のうち、今は読み切れるのが2冊。読み方を変えた後は7冊を読み切り、残り3冊は合わないと決めてやめた本になる。冊数は説明のための例。止まらない読み方はこの先の本すべてに使える。

逆に途中で止まらない読み方は、一度身につければ仕事の本にも趣味の本にもこの先ずっと使えます。

速く読む方法の全体は本を早く読む方法とコツ|速読のやり方7つと毎日10分の練習・1分診断で紹介しています。

読書が苦手で諦めていた受講生の声

小学校の頃から読書を諦めていた方も、今は毎日1冊を10分で読んでいます。

受講者の声_TAさん

途中で閉じた本が多い方ほど、止まらずに最後まで通す読み方を先に知っておくと役に立ちます。

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本を最後まで読めない人のよくある質問

本を最後まで読めないのは集中力がないからですか?

集中力より読み方の影響が大きいです。1ページ目から全部理解しようとすると、分からない所で止まって疲れます。分からない所を飛ばして最後まで通すと、途中で止まりにくくなります。

本を途中でやめるのはよくないことですか?

よくないことではありません。目次を見ても知りたいことが無い本や、今の自分に合わない本はやめてよいです。やめる本を選べると、読み切りたい本に時間を回せます。

1冊を読み切るのに何日くらいかけるのがよいですか?

目安は2〜3日です。何週間もかけると前に読んだ所を忘れて読み返しが増えます。読み終える日を先に決めて、1日の分量を割り出すと続けやすくなります。

分からない所を飛ばすと内容が頭に残りませんか?

1回目は全体をつかむために飛ばし、読み終えてから気になった所だけ読み直します。全体が分かってから戻るので、分からなかった所の意味もつながりやすくなります。

読書が苦手でも最後まで読めるようになりますか?

苦手と感じる原因の多くは読み方にあります。最初は薄い本や知りたいことがはっきりした本を選び、分からない所を飛ばして最後まで通す経験を重ねてください。

私にも途中で止まらない読み方ができますか?

疑うのは自然なことです。だからこそ大きなお金をかける前に、無料の入門動画講座で全体から重ねて読む読み方を一度確かめてみてください。

まとめ

本を最後まで読めないのは根気ではなく読み方の問題です。

  • 途中で止まるのは分からない所で読み返すから
  • 最初から全部読む・何日もかける・合わない本を選ぶと挫折しやすい
  • 目次で知りたいことを決め、1回目は分からない所を飛ばして最後まで通す
  • 2〜3日で読み終えてから気になった所だけ読み直す
  • やめてよい目安を決めると、読み切れる冊数はむしろ増える

読み方が同じなら、途中で閉じる本はこれからも増えていきます。

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