速読検定を受けてみようか迷っていませんか。仕事で読む資料が増えて、自分の読む速さが人と比べて遅いのか速いのか知りたくなりますよね。

いま速読検定として受けられるのは一般社団法人日本速読解力協会の速読解力検定です。読む速さと正確さを同時に測るWeb検定で、結果は10級から5段までの15段階で出ます。
社会人が受けるなら肩書きを増やすためより自分の今の位置を知るために使うのが向いています。
この記事では速読検定の内容と級の目安、受検料と受け方、社会人が受ける意味と受ける前に自分で測る方法をお伝えします。
読むのが遅いと感じる原因の多くは、頭の中で文字を1字ずつ読み上げるクセです。検定の点数より先にそのクセがどれくらいあるかを知りたい人は、下のボタンから受け取れる無料の入門動画講座で確かめられます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
速読検定とは|速読解力検定は速さと正確さを測るWeb検定
速読検定とは読む速さと内容を正しく読み取れているかをセットで測る検定のことです。速く目を通せただけでは点にならず、問題に正しく答えられて初めて速さとして認められます。

速解力と基礎的読解力の2つを測る
速読解力検定は速解力と基礎的読解力の2つに分かれています(速読解力検定の案内)。
- 速解力:横書きと縦書きの文章を1題ずつ読み、それぞれ14問に答える。各15分で文章は2,000〜4,000字ほど
- 基礎的読解力:短文18問と中・長文10問の4択問題。各15分
級や段が出るのは速解力のほうです。基礎的読解力は短文と中・長文がそれぞれA〜Eで判定されます。
小学生から大人まで学年別に問題が分かれる
速解力の問題は学年ごとに文章が違います。小学2年以下のジュニアから高校生以上のスタンダードまで5つの区分があります。
社会人が受けるのはスタンダードです。子どもに受けさせたい親御さんも学年に合った文章で測れるので安心してください。
しゃっく速く読めたかどうかを問題に答えられたかで確かめる。このやり方は速読を測るうえでとても大事なんですよね。
速読そのものがどんな読み方を指すのかは、こちらで詳しく紹介しています。


速読検定の級・段の目安と認定の基準
速読検定の級は1分間に読み解ける文字数で決まります。横書きと縦書きの合計200点のうち160点以上で認定、120点以上で準認定です。


認定読解速度は読むだけでなく解く速さも含む
級を決める認定読解速度は、読む速さに問題を解く時間まで含めた速さです。だから普段の読書の速さより数字は小さく出ます。
協会は普段の読書で読める速さの目安として、算定読書速度という数字も並べています。7級の算定読書速度は1分600字からで、中学生・高校生から社会人の平均的な速さとされています。
社会人がまず目安にしたいのは7級と3級
社会人がはじめて受けるなら平均とされる7級がひとつの基準です。そこから3級まで上がると、算定読書速度は1分1,500字からになります。
1分1,500字は平均の2倍を超える速さです。1時間かかっていた資料なら30分かからずに読み終えられる計算になります。



級の数字だけを追うより受けたあとに読む時間がどれだけ縮んだかを見てほしいんです。
速読検定の受け方と受検料
速読検定は教室に申し込み、教室のパソコンで受ける形です。一般の受検料は1回3,300円(税込)で、2026年度は年3回の受検期間があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受けられる人 | 協会の認定教室の受講者と一般の人 |
| 一般の受検料 | 3,300円(税込) |
| 2026年度の受検期間 | 5月・9月・翌年1月の各1か月 |
| 受ける場所 | 申し込んだ教室 |
| 結果 | 教室で個人成績表を受け取る |
申し込みから結果を受け取るまでの流れ
申し込みは近くの教室に直接します。教室と受検日を決めて教室で受け、結果も教室で受け取ります。
一般の人が受けられるようになったのは2022年9月からです。それまでは会員塾の受講者しか受けられませんでした(リセマム 2022年9月2日)。
結果で分かるのは読解速度と全国順位
個人成績表には読解速度と全国順位が載ります。認定の基準を満たすと認定証書も出ます。
2026年10月時点の案内では次の受検期間は2027年1月5日から1月31日です。日程や料金は変わることがあるので、申し込む前に協会の案内を確かめてください。
社会人が速読検定を受ける意味
社会人にとっての速読検定は自分の読む速さと正確さを数字で知る道具です。仕事で読む量が減るかどうかは、検定ではなく読み方を変えられるかで決まります。


履歴書に書けるが評価は応募先しだい
協会の案内では認定された級や段は履歴書に書けるとされています。ただ国家資格ではなく民間の団体が行う検定なので、どう評価されるかは応募先によって変わります。
転職でアピールしたいなら、級より仕事で読む量をどう変えたかを話せるほうが伝わります。たとえば報告書を読む時間が半分になったという話は、面接官にもすぐ想像できますよね。
受けて分かることと分からないこと
検定で分かるのは決まった文章を読んで答える速さが同年代の中でどこかです。
一方でなぜ遅いのかやどう練習すれば速くなるのかは成績表だけでは分かりません。速さを測ったら、次は遅くしている原因を見つける番です。
速読検定を受ける前に自分で読む速さを測る方法
検定を受ける前に手元の本と1分のタイマーで今の読む速さを測っておくと結果を比べやすくなります。お金も時間もかけずに今日のうちにできます。


1分で読めた行数から文字数を出す
ふだん読んでいるビジネス書を開き、1分だけ理解できる速さで読みます。止まった所までの行数に1行の文字数をかけると、1分に読める文字数が出ます。
1分500字前後なら多くの大人と同じくらいの速さです。読んだあとに本を閉じて、何が書いてあったかを一言で言えるかも確かめてください。


本を使わずに速さと理解度を一度に測りたい人は、こちらの1分診断を使ってみてください。





数字は低くても気にしなくて大丈夫です。今の位置が分かれば、伸びたときにはっきり実感できますから。
速読検定の点数より読む速さそのものを上げる
検定の点数を上げたいなら、問題に慣れる練習より読む速さそのものを上げる練習が近道です。普段の読む速さが上がれば、検定の数字はあとからついてきます。


速く読むほど理解が落ちるという研究がある
読書の研究をまとめた2016年の総説は、速く読むほど理解の正確さは落ちる関係があると結論づけています(Rayner et al., 2016)。
目を速く動かすだけで速くしても問題には答えられません。速読検定が速さと正確さをセットで測るのは、この関係があるからです。
速さと理解の関係はこちらで詳しく紹介しています。


遅くしている原因の多くは頭の中の音読
読む速さを止めている原因の多くは文字を頭の中で声に出して読む頭の中の音読です。
声に出せる速さでしか読めないので、目をどれだけ速く動かしても読む速さは上がりません。この読み上げを減らすと、意味を取ったまま読む速さを上げられます。


頭の中の音読を減らす練習はこちらで紹介しています。


速読法GSRで読む速さはどう変わるか
私が教えている速読法GSRは、頭の中の音読を減らして意味を取ったまま速く読むことを目指す速読です。目を鍛えるのではなく、脳の使い方から読み方を変えます。
受講生の一部192名のデータでは6週間で中央値20.68倍
GSRでは講座の最初と3回目の講座で読む速さを測っています。受講生の一部(192名)のデータでは6週間で中央値20.68倍に伸びました(PR TIMES 2026年4月8日)。
全員の平均ではなく一部を抜き出したデータの真ん中の値なので、伸び方には個人差があります。測ったのは受講生が自分で持ち込んだ本を読む速さです。
読む速さが受講前の119倍になった受講者もいる
受講者の中には読む速さが受講前の119倍になった人もいます。速くなっただけでなく、仕事に活かせるアウトプットもできるようになったそうです。


本を読む速度が、GSR受講前と比べると119倍速くなりました。ただ速くなっただけではなく仕事に活かせるアウトプットもできています。個人的には、「速いスピード」で仕事をすることが自然にでき、生産性が上がったことが嬉しかったです。



検定の数字が上がることより、毎日の資料を読む時間が短くなることのほうがずっとうれしいはずです。
GSRの中身や受講の流れはこちらで紹介しています。


速読検定についてよくある質問
- 速読検定は大人でも受けられますか?
-
受けられます。速読解力検定は2022年9月から一般の人も受けられるようになり、高校生以上はスタンダードの問題を受けます。
- 速読検定の受検料はいくらですか?
-
一般の受検料は1回3,300円(税込)です。認定教室の受講者は所属する教室に問い合わせる形です。
- 速読検定は自宅で受けられますか?
-
協会の案内では、申し込んだ教室で受けて教室で結果を受け取る流れです。自宅で受ける方法は案内されていません。
- 速読検定は履歴書に書けますか?
-
協会は認定された級や段を履歴書に書けると案内しています。民間の検定なので、評価は応募先によって変わります。
- 速読検定で何級を取れば速いと言えますか?
-
7級が中学生・高校生から社会人の平均的な速さとされています。3級まで上がると算定読書速度は1分1,500字からで、平均の2倍を超えます。
- 速読検定の対策はどうすればいいですか?
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問題に慣れるより、頭の中の音読を減らして読む速さそのものを上げるほうが近道です。まずは1分診断で今の読む速さを測ってみてください。
まとめ
速読検定は読む速さと正確さをセットで測る速読解力検定のことです。
- 速解力と基礎的読解力の2つを測り、級や段は速解力で決まる
- 級は10級から5段までの15段階で、7級が社会人の平均的な速さの目安
- 一般の受検料は3,300円(税込)で、教室に申し込んで教室で受ける
- 履歴書に書けるが、民間の検定なので評価は応募先しだい
- 受ける前に手元の本と1分のタイマーで今の速さを測っておく
- 点数を上げる近道は、頭の中の音読を減らして読む速さそのものを上げること
検定で分かるのは今の位置までです。読む時間を本当に縮めたいなら、遅くしている読み方のクセを変えるところから始めてください。
まずは無料の入門動画講座で、あなたの読み方のどこにクセがあるのかを確かめてください。動画を最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加でき、速く読める感覚をその場で試せます。













