同じ本を読み始めたのに、隣の同僚はもう読み終えて要点まで話しているってことありませんか?
会議の資料もさっと目を通しただけで中身をつかんでいるし月に何冊も読んでいる。それに比べて自分は1冊に何週間もかかるので頭の回転が違うのかなって思っちゃいますよね。
でも本を読むのが早い人と遅い人の差は才能や地頭ではありません。差をつくっているのはほとんどが読み方の違いなんです。
この記事では本を読むのが早い人に共通する5つの特徴と遅い人との違いを図で見せながら、その読み方を自分のものにする方法まで紹介します。
早い人は目的を決めて要点をつかみにいき、頭の中で音読せずに意味を取っています。その読み方を私が教えている速読法GSRで脳の状態から身につける方法は下の無料の入門動画講座で先に確かめられます。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
本を読むのが早い人の5つの特徴

本を読むのが早い人には目的を決めてから読むことや要点だけをつかみにいくことなど、5つの共通点があります。そのうち4つは読み方の違いで、残る1つが知識と経験の蓄積です。
目を動かすのが速いとか、生まれつき頭がいいとかは実は特徴に入っていないんですよね。1つずつ見ていきましょう。
読む目的を決めてから読む
早い人は本を開く前に、この本から何を知りたいのかを決めています。
たとえば来週の部下との面談に使えるヒントを1つ見つけるとか、問いを1つ持って読むと、脳はその答えを探しながら読むようになります。答えに関係ないところは自然に軽く流せるので、同じ本でも読むのが早くなるんです。
全部ではなく要点をつかみにいく
早い人は一字一句を理解しようとせず、結局この本は何が言いたいのかをつかみにいきます。
一文ずつ完璧に理解しようとすると、頭の中の作業スペースが細かいところで埋まって全体をまとめる余力が残らないんですよね。
だから早い人は最初の理解は3割で十分と割り切って骨組みをつかんでから必要なところだけ詳しく読みます。
頭の中で音読せずに見て意味を取る
早い人は文字を頭の中で声に変えずに、見たまま意味を受け取っています。これを「視読」といいます。

多くの人は心の中で音読しながら読んでいて、これを「内声化」と呼びます。声に出せる速さ以上には読めないので頭の中で音読している限り読む速さに天井ができてしまうんです。
駅の看板やレストランのメニューを見たときは、声に出さなくても一瞬で意味が分かりますよね。早い人はそれを本でもやっているだけなんです。

本の組み立てを知っていて読み飛ばす場所が分かる
早い人は本の組み立てを知っているのでどこを読み飛ばしてよいかが分かります。
ビジネス書なら主張は目次と各章の最初と最後に集まっていて、間は具体例やくり返しであることが多いんですよね。この章は具体例だから軽く流していいと判断できるので、読むところと流すところの配分がうまいんです。
その分野の知識と経験が多い
5つ目は読み方ではなく、読む分野の知識と実体験、これまでの読書量が多いことです。
長年やっている仕事の専門書なら、驚くほどページが進みますよね。初めて般若心経を読むと語句の意味が分からず時間がかかりますが、100回目ならさっと眺めるだけで読み切れるのと同じです。
知っていることは確認するだけで済むので、知識と経験が多いほど新しいところだけに時間を使えるんです。
知識が多いほど読む前の予測が当たり、理解も早くなる仕組みは理解力が高い人の特徴でくわしく説明しています。
本を読むのが早い人と遅い人の違い

本を読むのが早い人と遅い人の違いは目の速さではなく読む手順です。遅い人ほどまじめに全部を丁寧に読もうとしているんですよね。
5つの特徴を遅い人の読み方と並べると次のようになります。
| 比べること | 読むのが早い人 | 読むのが遅い人 |
|---|---|---|
| 読む前 | 何を知りたいかを決める | いきなり1ページ目から読む |
| 読むときの目標 | 要点を3割つかむ | 全部を完璧に理解する |
| 文字の受け取り方 | 見て意味を取る | 頭の中で音読する |
| 分からないとき | 先に進んで後で戻る | その場で何度も読み返す |
| 本の組み立て | 流す章が分かる | どの章も同じ力で読む |
遅い人ほど全部を丁寧に読もうとしている
読むのが遅い人は能力が低いのではなく、全部を丁寧に読もうとするまじめさが速さを止めています。
分からないから一字一句を追って、分からないところに戻って読み返す。これは学校で教わった正しい読み方なのでまじめな人ほどこの読み方から抜けられないんですよね。

早い人の動作だけを真似しても速くならない
早い人のページをめくる速さや目の動きだけを真似しても、内容がついてこないので速くはなりません。
ここにはちょっと残酷な事実があって、新しく学ぼうとして本を手に取る人ほどその分野の知識も経験もまだ持っていないんです。土台がないまま動作だけ速くすると何も入らないまま読み終えて、読書そのものが嫌になってしまいます。
しゃっくじゃあ知識がない人はずっと遅いままなの?って思いますよね。大丈夫です、真似するのは動作じゃなくて頭の使い方の方なんです。
早く読むと理解は浅くなるのか
同じ読み方のまま速さだけ上げれば理解は浅くなりますが、読み方そのものを変えればかえって内容は頭に残りやすくなります。
速く読む人は飛ばし読みをしているだけじゃないの?って気になりますよね。ここは大事なところなので分けて見ていきましょう。
同じ読み方のまま速くすると理解は粗くなる
今までの読み方のまま速さだけを上げると理解は粗くなります。これは研究でも示されていることです。
カリフォルニア大学の研究チームは2016年に読む速さと理解の深さは両立しにくいという研究のまとめを発表しています。頭の中で音読しながら一字ずつ追う読み方のまま何倍速にもなる方法はないということなんですよね。
だから速く読む人は細かいところまで全部拾っているわけではありません。目的に必要なところを選んで拾う読み方に変えているから速いんです。
短い時間で読み切るほど忘れる量は少ない
記憶の面で見ると短い時間で読み切る方が忘れる量は少なくなります。


1冊に1か月かけていると読み終えるころには最初の章の中身がもう薄れていますよね。短い時間で読み切れば全体がそろったまま頭に残りますし、気軽に読み返せるのでさらに残りやすくなるんです。
しかも記憶に残るのは理解した瞬間ではなく本を閉じて思い出したときです。ゆっくり読んで分かった気がしても1週間後に何も出てこないのはそのためなんですよね。
速さと理解の関係は速読で理解力は落ちるのかという疑問でも詳しく扱っています。
熟読と速読は目的で使い分ける
熟読と速読はどちらが上ということはなく、目的で使い分ける別々の道具です。
| 読み方 | 向いている場面 |
|---|---|
| 熟読 | 小説をじっくり味わうとき、契約書を一字ずつ確認するとき |
| 速読 | ビジネス書から今日使えるヒントを拾うとき、会議の資料の要点をつかむとき |
本を読むのが早い人は熟読ができないわけではありません。場面に合わせて読み方を選べることが、本当の意味で読むのが早いということなんです。
本を読むのが早い人の特徴は後から身につけられる
本を読むのが早い人の特徴は、生まれつきではなく後から身につけられます。5つのうち4つは読み方なので変えればそのまま速くなるんです。
遺伝の影響はスタート地点の差にすぎない
読む速さには遺伝の影響もありますが、それはスタート地点の差であってあなたの限界を決めるものではありません。
2010年にアメリカのオハイオ州立大学が幼稚園から小学1年生の双子314人を調べた研究では文字を次々に読み上げる速さの違いのおよそ75%が遺伝で説明できるという結果が出ています。数字だけ見るとドキッとしますよね。
でもこれは集団の中でのばらつきの話で、脳は使い方に合わせて変わっていく性質を持っています。
自転車も最初は全部を意識して疲れますがくり返すうちに意識しなくても漕げるようになりますよね。読み方もそれと同じなんです。
遺伝と才能の関係は速読は才能か遺伝かを掘り下げた解説にまとめています。
今日から真似できる早い人の読み方
今日から真似できるのは次の3ステップです。1冊目からそのまま試せます。
この本から仕事で使えることを1つ持ち帰る、のように問いを1行にしてから開きます。
主張が集まっているところを先に押さえて具体例の部分は軽く流します。
何も見ずに覚えていることを口に出すか書き出します。


早い人の読み方を脳の使い方から身につける速読法GSR
早い人の読み方を自分ひとりで定着させるのが難しいなら脳の使い方から身につける速読法GSRが近道です。
ここで5つの特徴を思い出してみてください。目的を決める・要点をつかむ・見て意味を取る・組み立てを見抜く。どれも目の速さではなく読むときの脳の使い方でしたよね。
ただ頭の中の音読や一字ずつ読むクセは何十年も続けてきたものなので、気づくとすぐ元に戻っちゃうんです。だったらコツを1つずつ意識するより脳の使い方そのものを早い人の形に変えてしまった方が早いと思いませんか?



それをやるのが私が教えている速読法GSRなんです。特別な才能はいらないので安心してくださいね。
速読法GSRは、スタンフォード大学の心理学博士らが開発した特別な集中状態(ジェネラティブステート)を読書に応用した読み方で、柱は3つあります。
- 読む前に目的と脳の状態を整える準備
- 頭の中で音読せずに見て意味を取る視読
- 読んだ要点を取り出すアウトプット


知識や経験がまだ浅い人でも要点をつかみにいく読み方を脳の状態から機能させるので、早い人の読み方を6週間で自分のものにできます。
速く読めるようになれば読む量が増えるので、5つ目の知識と経験もあとから積み上がっていくんです。
本を読むのが早い人に変わった受講者の声
もともと読むのが遅かったのに早く読める人に変わった受講者は実際にいます。全員が身につけたのは才能ではなく、ここまで見てきた読み方の型なんです。


本を読む速度が、GSR受講前と比べると119倍速くなりました。ただ速くなっただけではなく仕事に活かせるアウトプットもできています。個人的には、「速いスピード」で仕事をすることが自然にでき、生産性が上がったことが嬉しかったです。


GSR式速読を学び、494文字/分→146,300文字/分まで読めるようになりました。100倍以上のスピードアップをして、昔は年間1冊くらいしか本を読まなかったのですが、今では年間600冊以上の本を読んでいます。
その結果、患者さんの訴えていることの表面的な言葉だけでなく、裏の意味まで読み取れるようになって治療の質が上がりましたし、患者さんが増えてビジネス面での成果にも繋がりました。そして、本の知識を元に、学会で発表することもできました。


通信の速読を過去に受け、がんばったにも関わらず全く効果を感じることなく挫折。今では、10分で本を読み本の要点をつかむことができるようになりました。速度は、約50倍です。
2020年10月には、1ヶ月に16冊の本を読破。1年かかっていた読書数をわずか1ヶ月で超えました!やっぱり読書は大事と改めて実感。この読書で得た知識を活かして、ピアノの先生向けの新しい講座をスタート。毎回満席で、ご好評いただいています。


読書はとても苦手で、小学校の頃から諦めていました。今では毎日1冊10分を本を読み、SNSにアウトプットのための投稿をしています。このサイクルを365日継続することができ、とても自信がつきました。
読書をすることで、自分の経験や先入観のみで判断することがなくなり、考えの幅が広がった。
自分が毎日読書をすることで、娘が絵本を読むようになりました。今では娘も本が好きになり、本を通じた会話が家族内で増えたことで、家族関係が良くなった。
読書がもともと苦手だった方ほどGSRをきっかけに読む量が増えて、知識と経験があとから積み上がっています。蓄積は後からでも作れるという証拠なんです。
GSRオンラインマスタースクールは累計31期・1,215名が受講していて、6週間での読書速度の伸びは中央値で20.68倍です(受講生の一部を抜粋したデータ。PR TIMES 2026年4月8日)。
隣の同僚のように本を読むのが早い人になりたいなら読み方を脳の使い方から変えるのがいちばんの近道です。無料の入門動画講座を受け取ってください。
動画を最後まで見ると通常5,000円のGSRオンライン体験会に無料で参加できます。体験会に参加してくださった方には電子書籍『人生を変える速読法GSR』もプレゼントしています。
本を読むのが早い人の特徴についてよくある質問
- 本を読むのが早い人にはどんな特徴がありますか?
-
次の5つです。読む目的を決めてから読むこと、全部ではなく要点をつかみにいくこと、頭の中で音読せずに見て意味を取ること。そして本の組み立てを知っていて読み飛ばす場所が分かることと、その分野の知識と経験が多いことです。はじめの4つは読み方の違いなので、後から身につけられます。
- 本を読むのが早い人は頭がいいのですか?
-
頭のよさではなく読み方と知識の蓄積の違いです。読む速さには遺伝の影響もありますが、それはスタート地点の差にすぎません。脳は使い方に合わせて変わっていくので、読み方を変えれば誰でも速くなれます。
- 読むのが早い人と遅い人の違いは何ですか?
-
いちばんの違いは読む手順です。早い人は何を知りたいかを決めて要点を拾いながら進みますが、遅い人はいきなり1ページ目から一字ずつ読み、分からないとその場で読み返します。遅い人ほどまじめに全部を理解しようとしているんです。
- 速く読むと内容を理解できなくなりませんか?
-
同じ読み方のまま速さだけ上げれば理解は粗くなります。ただ記憶で見ると短い時間で読み切って必要なところを読み返す方が、時間をかけた1回きりの熟読より頭に残りやすくなります。
- 読書量が少なく知識も浅いのですが、それでも速く読めるようになりますか?
-
なれます。知識や経験が少ないのは学び始めたばかりなら自然なことです。要点をつかみにいく読み方は知識の量に関係なく身につけられますし、速く読めるようになると読む量が増えるので、知識と経験もあとから積み上がっていきます。
- 速読を身につけたら、じっくり本を読めなくなりますか?
-
そんなことはありません。速読は熟読に置き換わるものではなく、場面に応じて使い分ける2本目の読み方です。小説を味わいたいときは熟読を、ビジネス書から要点だけ拾いたいときは速読を選べるようになります。
まとめ
本を読むのが早い人の特徴はこの5つでした。
- 読む目的を決めてから読む
- 全部ではなく要点をつかみにいく
- 頭の中で音読せずに見て意味を取る
- 本の組み立てを知っていて読み飛ばす場所が分かる
- その分野の知識と経験が多い
はじめの4つは読み方の違いなので、今日から変えられます。速く読むほど細かいところは拾いきれなくなるので、熟読と速読を場面で選べる状態を目指してください。



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