読解力のない人の特徴7つ|読まずに質問する部下への接し方と自分の直し方

読解力のない人の特徴7つ|読まずに質問する部下への接し方と自分の直し方

会議の時間も場所もちゃんと書いて送ったのに、部下から「何時からでしたっけ?」と返ってきたってことありませんか?

答えは全部書いてあるのに、この人は読解力のない人なのかなって、いらっとしちゃいますよね。その一方で、自分も長いメールの依頼を1つ見落としたことを思い出して、もしかして自分も読解力がないのかなと不安になったりもするんです。

結論から言うと、読解力のない人の特徴は、書いてある答えを聞き返す、依頼の一部を読み落とす、要点を取り違えるという形で出ます。原因は怠けや頭の良し悪しではありません。要点を探さないまま、文章を頭から一字ずつ読んでいることなんです。

この記事では、メール・資料・本を読む場面に出る7つの特徴とその共通の原因を整理したうえで、周りの人への接し方と、自分が当てはまったときの直し方を紹介します。

目次
ManaBeラボ 浦地純也
  • 株式会社ManaBeラボ代表取締役
  • 中学校、高等学校理科教員免許
  • 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
  • カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格

2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。

その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。

2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。

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読解力のない人に出る7つの特徴

読解力のない人の7つの特徴をメール・チャット、資料・マニュアル、本・長い文章の3つの場面に分けて並べた図

読解力のない人の特徴は、文章を読む場面では7つの形で出てきます。書いてある答えを聞き返す、依頼の一部にしか返事をしない、要点を聞くと最初の話をする、といったものです。

周りの誰かを思い浮かべながらでも、自分に当てはめながらでも大丈夫です。メール・資料・本の順に見ていきましょう。

メールやチャットで出る特徴

メールやチャットでは、書いてあることに気づかないまま返事をしてしまう形で出ます。毎日やり取りがあるので、いちばん目につきやすい場面です。

  • 特徴1:本文に書いてある日時や場所を聞き返してくる
  • 特徴2:依頼を2つ書いたのに、1つ目にしか返事がない
  • 特徴3:聞いたことには答えず、経緯や事情を長く書いてくる

3つに共通するのは、読んだのに相手が自分に何を求めているのかをつかめていないことです。本人は読んだつもりなので、聞き返すことに悪気はないんですよね。

資料やマニュアルで出る特徴

資料やマニュアルでは、手順は追えるのにその資料が何のためにあるのかをつかめない形で出ます。

  • 特徴4:マニュアルどおりに作業はできるが、何のための作業かを説明できない
  • 特徴5:本文だけを読み、表やグラフの数字を本文と結び付けない

決められたとおりには動けるので、ふだんはあまり目立ちません。手順に書かれていないことが起きたときに、急に止まってしまうのがこの特徴なんです。

本や長い文章で出る特徴

本や長い文章では、読み終えたあとに要点を取り違える形で出ます。

  • 特徴6:要点を聞かれると、冒頭の話や印象に残った例え話を答える
  • 特徴7:筆者の主張と、自分がもともと持っていた意見が混ざる

特徴7は、本人がいちばん気づきにくいものです。筆者がそう書いていたと思い込んでいるので、人に話したときに内容がずれていて驚かれるんですよね。周りから早とちりや思い込みが激しいと言われるのも、この特徴です。

しゃっく

2つや3つ当てはまっても、まったく珍しくないですよ。私も昔は、1か月かけて読んだ本の中身を人に説明できませんでした。

7つの特徴と、そのとき頭の中で起きていることをまとめると次のようになります。

特徴場面起きていること
書いてある日時や場所を聞き返すメール自分に関係する1文を見つけていない
依頼の1つ目にしか返事がないメール依頼がいくつあるかを数えていない
質問に答えず経緯を長く書くメール相手の質問をつかまないまま書き始めている
何のための作業か説明できないマニュアル目的が書かれた段落を読み流している
表やグラフを本文と結び付けない資料文字だけを頭から追っている
要点を聞くと冒頭の話をする本最初に読んだ部分を全体だと思っている
筆者の主張と自分の意見が混ざる本自分の考えに合う所だけを拾っている

読解力という言葉の意味や、読解力が低くなる原因の全体像を押さえておくと、7つの特徴の見え方も変わってきます。

7つの特徴に共通する原因は要点を探さずに頭から読むこと

1通のメールでも期限や場所の文は重くあいさつや経緯は軽いことを示す図

7つの特徴に共通する原因は、どこに要点があるかを探さないまま文章を頭から順に一字ずつ読んでいることです。注意力や頭の良し悪しではなく、読む順番の問題なんです。

読解力がないと言われると、みんな決まって自分は頭が悪いんだって結論にたどり着いちゃうんですよね。でも、その結論は間違っているんです。

学校の国語では、教科書を1行目から声に出して読む練習はたくさんしました。でも先に要点を探してから読む順番は、ほとんど習っていませんよね。教わっていないのに、できるはずがないんです。

どの文が大事かを見分けないまま読んでいる

頭から読む人には、文章の中のどの文が大事かが見えていません。すべての文を同じ重さで読んでいるので、大事な1文がほかの文に埋もれてしまうんです。

仕事のメールを1通思い浮かべてみてください。同じメールの中でも、文の重さはまったく違います。

  • 重い文:何をしてほしいか、いつまでか、どこでか、例外はあるか
  • 軽い文:あいさつ、ここまでの経緯、お礼、念のための補足

読解力のある人は、読み始める前から重い文を探しにいきます。ところが頭から読む人にとっては、日時の1文もあいさつの1文も同じ1文です。

特徴1の聞き返しや特徴4の目的の読み流しは、こうして起きています。

最初に読んだ部分を全体だと思い込む

頭から読むと、最初に読んだ部分を文章全体の話だと思い込みやすくなります。最初の段落ほど、丁寧に読んだ印象が強く残るからです。

ビジネス書の冒頭は、たいてい著者の体験談や問題提起です。そこを丁寧に読んだ印象が残るので、要点を聞かれると冒頭の話をしてしまう。これが特徴6なんです。

メールでも同じことが起きます。1つ目の依頼を読んだ時点で用件をつかんだ気になり、後半にある2つ目の依頼まで目が届かない。特徴2の正体はこれです。

丁寧に一字ずつ読むほど見落としが増える

一字ずつ丁寧に読むほど、大事な所の見落としはむしろ増えます。細部に力を使うほど、全体のどこが大事かを考える余裕がなくなるからです。

しゃっく

え、丁寧に読んだ方が見落とさないんじゃないの?って思いますよね。私も以前は、ずっとそう信じていました。

文章を読むとき、脳は読んだ内容を頭の中の作業机に置き、前後をつなぎながら意味を組み立てています。一字ずつ拾うと、この机が細かい言葉ですぐにいっぱいになるんです。

この作業机の仕組みは、大人の読解力が低くなる原因の1つでもあります。

見落としを注意された人ほど、次はもっと丁寧に読もうとします。でもそれでは見落としが増えるだけなんですよね。必要なのは丁寧さではなく、先に要点を探す順番なんです。

語彙や前提の知識が足りないと重い文に気づけない

読む順番に加えて、語彙や前提の知識が足りないことも原因として重なります。知らない言葉が入った文は、それが重い文だと気づけないからです。

たとえば検収や与信のような業界の言葉を知らないと、その言葉が入った1文が依頼の中心でも読み流してしまいます。異動したばかりの人に聞き返しが増えるのは、このためです。

語彙と知識の足し方は、読解力とは何かと大人の鍛え方の記事で紹介しています。この記事では、もう1つの原因である読む順番を直す方法を見ていきます。

読解力のない人への接し方

周りの読解力のない人には、ちゃんと読んでと注意するより、相手が要点を探せるように読む順番を補ってあげるのがいちばん早いです。原因が読む順番なので、注意されても相手は何を変えればいいのか分からないんです。

読解力のない人と話すと疲れると感じるのは、同じ説明を何度も繰り返すことになるからです。部下や同僚の聞き返しに困っているなら、次の4つを試してみてください。自分のことが気になる場合は、このあとの直し方から読んでも大丈夫です。

ちゃんと読んでと注意するとまた聞き返されるが、答えの場所と目的を渡すと相手が自分で探すようになり聞き返しが減ることを比べた図
しゃっく

同じことを何度も聞かれると、いらっとしちゃいますよね。でも相手は読んだつもりなので、責めるより読む順番を渡した方がずっと早く変わるんです。

部下との接し方をもう一歩学びたいときは、1on1やフィードバックの本も役に立ちます。

ちゃんと読んでと言わずに答えの場所を伝える

聞き返されたときは、答えを言い直すのではなく、答えがメールのどこに書いてあるかを伝えます。

たとえば何時からですかと聞かれたら、2段落目に時間と場所を書いてあるので見てみてくださいと返します。言い方はやわらかくて構いません。

答えを口で言い直すと、相手は次も聞けばいいと覚えます。場所を伝えると、次からはその場所を自分で探すようになるんです。

依頼は冒頭に番号をつけて書く

依頼が複数あるメールは、本文の最初に番号をつけて並べます。依頼の数が見えるだけで、2つ目以降の見落としが減ります。

たとえば冒頭に、次のように書きます。

  • お願いが2点あります
  • 1点目:見積もりの修正(金曜まで)
  • 2点目:先方への日程の連絡(明日まで)

経緯や理由は、その下に書けば十分です。頭から読む人でも、最初の数行で依頼の数と期限が目に入ります。

ただし書きや例外まで読み落とされてしまう場合は、書く側でもう一工夫できます。

読んだ内容を一言で言い返してもらう

大事な依頼を出したあとは、要するに何をすればいいかを相手に一言で言い返してもらいます。言い返せないところが、読み取れていないところです。

責めるためではなく確認のためだと伝えておくのがコツです。念のため一言でまとめてもらえますか、くらいの軽さで十分ですよ。

言い返すことが習慣になると、相手も最後に一言でまとめるつもりで読むようになります。それ自体が、要点を探す練習になっているんですよね。

長い資料は読む目的と見る場所を添えて渡す

長い資料を渡すときは、何のために読むのかとどこを見ればいいかを一言添えます。

たとえば、来週の会議で予算を決めたいので3ページ目の表だけ先に見ておいてください、と伝えます。目的と場所が分かれば、相手は頭から読まずに済みます。

全部読んでおいてと渡すと、読解力に自信がない人ほど1ページ目から丁寧に読み始めます。そして肝心の3ページ目にたどり着く前に、時間切れになっちゃうんです。

4つの接し方をまとめると、次のとおりです。

場面ついやりがちな対応変える対応
聞き返されたとき答えを口で言い直す答えが書いてある場所を伝える
依頼を書くとき経緯から順に書く冒頭に番号をつけて依頼を並べる
依頼を出したあと分かった?と聞く一言で言い返してもらう
資料を渡すとき全部読んでおいてと渡す読む目的と見る場所を添える
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自分の読解力がないと感じたときの直し方

自分が7つの特徴に当てはまったときは、本文を頭から読む前に、要点がありそうな場所を先に探す順番に変えます。メール・資料・本で探す場所が違うので、場面ごとに紹介しますね。

今の自分の読む速さと理解度を数字で確かめたいなら、1分でできる大人の読解力テストも使ってみてください。

メールは依頼と期限・資料は表とまとめ・本は著者と目次を先に見て本文は最後に読む図

メールは本文より先に依頼と期限を探す

メールを開いたら、本文を頭から読む前に、相手が自分に何をしてほしいのかと期限を探します。

依頼は、メールの最後の段落に書かれていることが多いです。お願いします・までに・ご確認ください、といった言葉のある文を先に見つけてから全体を読みます。

依頼と期限を先に頭に入れておくと、本文の経緯は依頼の理由として読めるようになります。特徴1と特徴3は、これだけでかなり減りますよ。

返信する前に相手の質問の数を数える

返信を書く前に、相手のメールに質問がいくつあるかを数えます。数えるだけで、特徴2の答えの抜けがなくなります。

質問が3つあったら、自分の返信にも3つの答えが入っているかを送る前に確かめます。返信の冒頭にご質問の3点にお答えしますと書き、番号をつけて答えるのもおすすめです。

数える作業は10秒で終わります。それなのに、相手から追加で聞き返されるやり取りが1往復まるごと減るんですよね。

資料は表とまとめから先に見る

資料は、本文より先に表やグラフとまとめのページを見ます。結論と数字を先に押さえると、本文がその説明として読めるようになります。

表を最後に見ると、本文で読んだことと数字が結び付きません。特徴5は、見る順番を逆にするだけで変わるんです。

マニュアルなら、手順より先に、冒頭にある目的の段落を探します。何のための作業かが分かっていれば、手順にないことが起きても自分で判断できるようになります。

本は著者になりきって読む

本は、読み始める前に著者がどんな人で何をいちばん伝えたいのかを知ってから読みます。私はこれを、著者になりきって読むと呼んでいます。

自分の考えのままで読むと、脳は自分が大事だと思う所しか拾いません。筆者の主張と自分の意見が混ざる特徴7は、ここから起きているんです。

  • 著者のプロフィールを見る
  • 「はじめに」と「おわりに」を読み、著者がこの本を書いた理由をつかむ
  • 目次を見て、著者がどんな順番で伝えたいのかをつかむ

自分の眼鏡を外して、著者の眼鏡をかけて読むイメージです。そうすると、自分が知らなかった考えも拾えるようになります。

ここまでの直し方を振り返ると、やっていることはどれも同じです。本文を頭から読む前に、要点がありそうな場所を先に探しているんです。

要点から読む読み方を根本から身につけるなら速読法GSR

要点を先に探す読み方を、意識しなくても毎回できるようにするには、読み方そのものを鍛え直すのが近道です。私が教えている「速読法GSR」は、そのための読み方のトレーニングなんです。

接し方も直し方も、今日から効く手当てです。ただメールを開くたびに依頼を探そう、表から見ようと意識し続けるのは、忙しい日ほど難しいですよね。

しゃっく

読解力の話なのに、なんで速読?って思いましたよね。理由はシンプルで、要点を先に探すには文章をさっと見渡す速さが必要だからなんです。

要点を先に探すには文章を見渡す速さが要る

要点がどこにあるかを先に探すには、文章全体をさっと見渡す速さが必要です。見渡すのに時間がかかる読み方のままだと、結局は頭から読むしかなくなるんです。

一字ずつ頭の中で声にして読むと、読む速さは声に出して読める速さまでしか上がりません。この頭の中の音読を「内声化」といいます。

内声化のままだと、メール全体を見渡すだけでも本文を読むのと同じだけ時間がかかります。だから忙しいときほど、頭から読むいつもの順番に戻ってしまうんですよね。

でも、私たちはもともと見渡す読み方ができるんです。レストランのメニュー表を、1行目から一字ずつ声にして読む人はいませんよね。ぱっと全体を見て、食べたいものを探しているはずです。

このメニュー表の見方を、メールや資料や本でもできるようにすれば、要点は意識しなくても先に目に入るようになります。

速読法GSRは頭から読むクセを全体から読む順番に変える

速読法GSRは、ページを飛ばす読み方ではなく、全体から読む順番を脳に覚えさせるトレーニングです。柱は次の3つです。

  • 頭の中の音読を減らし、見て意味を取る読み方に慣れる
  • 読む前に脳を落ち着いた集中状態に整え、何を持ち帰るかを決める
  • 読んだあとに、要点を自分の言葉で取り出す

この記事で紹介した直し方を、意識しなくても自然にできる状態まで6週間で定着させるように組み立てたのがGSRです。

頭から一字ずつ読むクセを速読法GSRの3つの柱で全体から読む順番に変える図

身につくと、メールを開いた瞬間に依頼と期限が目に入り、資料は表から、本は目次から自然に読み始めるようになります。聞き返しも見落としも、順番が変わった分だけ減っていくんです。

受講生は読み方を変えて要点をつかめるようになった

GSRの受講生は、読む速さだけでなく要点をつかむ読み方を身につけています。6週間で学ぶGSRオンラインマスタースクールは、2026年4月時点で累計31期・1,215名が受講しています。

受講生の読書速度の成長率は、6週間で中央値20.68倍でした(出典:PR TIMES 2026年4月8日のプレスリリース。受講生の一部を抜き出したデータです)。

ただ、私がいちばん伝えたいのは数字より読み方の変化です。2人の声を見てください。

受講者の声_本図木綿子さん

受講者の声_TAさん

仕事の資料を隅から隅まで見返していた方も、自分の経験だけで判断しがちだった方も、全体から要点をつかむ読み方に変わっています。頭から一字ずつ読むクセは、大人になってからでも変えられるんです。

部下の聞き返しにいらっとする日も、自分の見落としに落ち込む日も、読む順番を変えれば終わらせられます。まずは無料の入門動画講座で、全体から要点をつかむ読み方を体験してみてください。

動画を最後まで見ると、通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加できます。

速読法GSR入門講座動画はこちら。最後まで視聴して頂いた方限定で通常5,000円のオンライン体験会が無料になります

読解力のない人についてよくある質問

読解力がない人に共通する特徴は何ですか?

書いてある答えを読み落として聞き返す、依頼の一部にしか返事をしない、要点を聞くと冒頭の話をする、といった特徴が共通しています。どれも、要点を探さずに文章を頭から一字ずつ読み、どの文が大事かを見分けていないことから起きています。

読解力がない人と話すと疲れます。どう接すればいいですか?

ちゃんと読んでと注意するより、読む順番を補う方が早く変わります。聞き返されたら答えの場所を伝える、依頼は冒頭に番号をつけて書く、大事な依頼は一言で言い返してもらう、長い資料は目的と見る場所を添える。この4つで、相手が自分で要点を探す習慣がついていきます。

読解力がないのは頭が悪いからですか?

いいえ、違います。読解力のない人の多くは、要点から読む順番を教わっていないだけです。学校では文章を1行目から声に出して読む練習はしても、先に要点を探す読み方はほとんど習いません。能力の問題だと考える必要はありません。

読解力がないのは発達障害が原因ですか?

この記事で紹介した7つの特徴は、読む順番や語彙のクセから起きるもので、発達障害がなくても誰にでも出ます。ただ、文字を読むこと自体に強い苦手さが子どものころから続いている場合は、ディスレクシア(発達性読み書き障害)などが関わることもあります。気になるときは、医療機関や専門の相談窓口に相談してみてください。

読解力がない大人は治らないのですか?

いいえ、大人になってからでも変えられます。読解力の差の多くは読む順番と読み方のクセから生まれているので、年齢に関係なく直せます。仕事で読む量が多い40代・50代は、毎日のメールや資料がそのまま練習の材料になるので、効果を確かめやすい年代です。

丁寧に読めば読解力は上がりますか?

丁寧さだけでは上がりにくいです。一字ずつ丁寧に読むほど細部に力を使い、どこが大事かを考える余裕がなくなるからです。まず依頼・結論・表など要点がありそうな場所を探し、そのあと必要な所だけを丁寧に読む。この順番の方が見落としは減ります。

あわせて読まれているのが、「理解力が高い人の特徴」と「大人の読解力トレーニング」の記事です。

まとめ

読解力のない人は、読んでいないのではなく、要点を探さないまま文章を頭から一字ずつ読んでいます。

  • メール・資料・本を読む場面に、聞き返しや依頼の抜け、要点の取り違えなど7つの特徴が出る
  • 共通の原因は、どの文が大事かを見分けずに頭から読むこと
  • 周りの人には答えの場所と読む目的を渡し、一言で言い返してもらう
  • 自分は依頼と期限、表とまとめ、著者を先に見る順番に変える

読解力がないのは、あなたや部下の能力の問題ではありません。要点から読む順番を、誰にも教わってこなかっただけなんです。

明日の朝いちばんに開くメールで、本文の前に依頼と期限を探すことを1回だけ試してみてください。

そのうえで、この順番を意識しなくても自然にできるようにしたいなら、迷わず無料の入門動画講座を受け取ってください。全体から要点をつかむ読み方は、何歳からでも身につけられます。

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