書店やネットで『シン読解力』という本を見かけて、自分もちゃんと読めているのかなって気になったことはありませんか?
教科書が読めない子どもが多いという話を聞くと、他人事ではない気がしますよね。仕事のメールの意図を取り違えたり、規程の例外を読み落としたりした経験があると、なおさらなんです。
でも、それは頭の良し悪しの問題ではありません。正確に読む読み方を、学校でも職場でもはっきり教わってこなかっただけなんです。
この記事では、新井紀子さんの『シン読解力』がどんな本で何が書いてあるのかを要約し、大人が読んだあと仕事でどう生かせるかまで紹介します。
先に結論をお伝えしますね。シン読解力とは、教科書や新聞のように情報を伝える文章を、書かれたとおりに正確に読む力のことです。『シン読解力』は、この力が国語の読解力とは別のスキルで、大人も十分に身についておらず、年齢を問わずトレーニングで伸ばせると示した本です。
この記事の執筆・監修
浦地純也(しゃっく)
速読メソッド「GSR」講師 / 株式会社ManaBeラボ 代表取締役

- 株式会社ManaBeラボ代表取締役
- 中学校、高等学校理科教員免許
- 国際ジェネラティブチェンジ協会ジェネラティブトランス修了資格
- カリフォルニア大学発祥の心理学指導者資格
2013年、高知大学で理科教員免許を取得し、公立の高等学校で2年間理科教師として働く。その後速読に感銘を受け愛知県で速読教室と学習塾を開校。
その後、スタンフォード大学心理学博士のギリガン先生と出会い、「瞑想状態×速読」を用いた新しい速読メソッド【GSR(Generative Speed Reading)】をワールドクラスパートナーズ株式会社と開発。
2019年には、「人生を変える速読法 GSR」を出版。2025年までの10年間で44,000人以上への速読指導の実績。現在もオンラインで全国の人々へ向けて活動中。
『シン読解力』はどんな本か

『シン読解力』は、教科書や新聞のように情報を伝える文章を正確に読む力について、読解力を測るテストの大規模なデータをもとに書かれた本です。著者は数学者の新井紀子さんで、2025年に東洋経済新報社から出ています。
まずは書名や発行日などの基本情報から見ていきましょう。
書名と出版社と発行日
正式な書名は『シン読解力 学力と人生を決めるもうひとつの読み方』で、2025年2月11日に東洋経済新報社から発売されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | シン読解力 学力と人生を決めるもうひとつの読み方 |
| 著者 | 新井紀子 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 発売日 | 2025年2月11日 |
| ページ数 | 296ページ(四六判) |
| 定価 | 1,980円(税込) |
著者の新井紀子さんと前作
新井紀子さんは、本の発売時点で国立情報学研究所の教授を務める数学者で、専門は数理論理学です。一般社団法人教育のための科学研究所の代表理事・所長も務めています。
東大合格を目指したAI、東ロボくんの開発責任者としても知られていますよね。2016年からは、読解力を測るリーディングスキルテスト(RST)の研究開発を率いてきました。
『シン読解力』は、2018年に出た『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の続編にあたります。前作で話題になった教科書が読めないという問題を、その後に集まったデータでさらに掘り下げた1冊です。
前作との違いをひと言でいうと、前作が教科書を読めない人が多いという問題を示した本なのに対し、『シン読解力』はその力に名前をつけて中身を分解し、鍛え方まで示した本です。前作を読んでいなくても、こちらから読んで問題ありません。
7つの章と巻末トレーニングの構成
本文は7つの章に分かれていて、巻末に大人向けと子ども向けのトレーニングがついています。
- チャットGPTの衝撃
- 「シン読解力」の発見
- 学校教育で「シン読解力」は伸びるのか
- 「学習言語」を解剖する
- 「シン読解力」の土台を作る
- 「シン読解力」トレーニング法
- 新聞が読めない大人たち
前半でシン読解力とは何かを示し、真ん中で学校の言葉の特徴を分解し、後半で鍛え方と大人の問題に進む流れです。
大人向けのトレーニングは初級・中級・上級に分かれているので、子どもの教育の本だと思って手に取らなかった人にも読みどころがあります。
『シン読解力』をおすすめしたい人
この本は子どもの教育の本に見えますが、仕事で文章を読む大人にもそのまま当てはまる本です。ここは本の主張ではなく、速読を教える立場から見た位置づけです。
読めているつもりの人ほど、読み違いは自分では気づけません。本が扱う教科書の言葉の読み違いは、規程や契約書を読むときに大人が起こす読み違いと同じ形をしています。
とくに読んでほしいのは、次のような人です。
- メール・規程・契約書など、正確さが求められる文章を毎日読む人
- 部下や後輩に指示が伝わらないと感じている管理職の人
- 子どもの成績が伸び悩んでいて、教科書が読めているか気になる親
『シン読解力』の要点

『シン読解力』の要点は、情報を伝える文章を正確に読む力は国語の読解力とは別のスキルだということです。そして大人も含めて多くの人がまだ十分に身につけておらず、トレーニングで伸ばせると示しています。
ここからは、私なりの言葉で3つに分けて要約していきます。本を読む前の地図として使ってください。
シン読解力は情報を伝える文章を正確に読む力
シン読解力とは、教科書・辞書・新聞のように、知識や情報を伝えるために書かれた文章を、書かれたとおりに正確に読み解く力のことです。
読解力と聞くと、小説の登場人物の気持ちを読み取る国語の力を思い浮かべますよね。でもこの本が扱うのは、読む人によって解釈が分かれては困る文章のほうなんです。
本の中では、ふだんの会話で使う生活の言葉と、教科書で使う学習の言葉を分けて考えています。学習の言葉は定義や条件がきっちり決まっていて、ふだんの感覚で読むと意味を取り違えやすいんですよね。
国語は得意なのに数学の教科書が読めない、ということが起きるのはこのためです。

大人も教科書や新聞を正確に読めていない
リーディングスキルテスト(RST)のデータからは、中高生だけでなく大人も、教科書や新聞を正確に読めていない人が多いことが分かっています。本は、50万人を超える受検者のデータをもとに書かれています。
RSTは、文章を正確に読むときに頭の中で行っている作業を、次の6つの分野に分けて測ります。
| 分野 | 測っていること |
|---|---|
| 係り受け解析 | 文の中で、どの言葉がどの言葉にかかっているかをつかむ |
| 照応解決 | それ・これなどの指示語が何を指しているかを見分ける |
| 同義文判定 | 2つの文が同じ意味かどうかを判断する |
| 推論 | 書かれたことと常識から、筋道を立てて判断する |
| イメージ同定 | 文章と図やグラフを正しく対応させる |
| 具体例同定 | 定義を読んで、それに当てはまる例を見分ける |
出典:福島県のRST資料
第7章のタイトルが新聞が読めない大人たちになっているように、この問題は子どもだけの話ではありません。出版社の紹介でも、シン読解力は学力だけでなく仕事の成果とも深く関わるとされています。
しゃっく大人も読めていないと聞くと、ちょっとドキッとしますよね。でも、教わっていないことができないのは当たり前なんです。
シン読解力はトレーニングで伸ばせる
シン読解力は生まれつきの才能ではなく、トレーニングで身につけられるスキルだというのが、この本のいちばん大事なメッセージです。
学校では教えてくれないスキルだ、というのが本の見立てです。教わっていないだけなので、練習すれば伸ばせるんですよね。
ここで意外なのが、本をたくさん読むだけではシン読解力は身につかないという指摘です。出版社の紹介でも、シン読解力は国語や読書では身につかないとされています(出典:東洋経済新報社のプレスリリース)。
読書家なのに仕事の資料で読み違える人がいるのは、物語を楽しむ読み方と、情報を正確に取る読み方が別物だからなんですよね。
本の後半では、具体的なトレーニングの方法と、トレーニングを実践して学力が上がった自治体の事例が紹介されています。新井さんは教育新聞のインタビューで、教科書の文章を書き写す視写や音読で、学習の言葉を身につけるトレーニングについて話しています(出典:教育新聞 2025年2月)。
第1章がチャットGPTの話から始まるのも印象的です。AIがもっともらしい文章を大量に書く時代だからこそ、書かれていることを人間が正確に読めるかが問われる、という問題意識が本全体に通っています。
読解力の意味や一般的な鍛え方を先に整理しておきたいなら、こちらの記事も役に立ちます。


大人が仕事で正確に読めないと起きること
仕事で正確に読めないと、条件の読み落とし、指示語の取り違え、定義の読み飛ばしといった読み違いが起き、手戻りやミスにつながります。どれも本人は読んだつもりなのが厄介なところなんです。
ここでは、RSTの分野を手がかりにして、仕事でよくある場面に私が置きかえてみました。


条件と例外を読み落とす
いちばん多いのは、長い1文の中にある条件や例外を読み落とすことです。RSTでいう係り受けの読み違いにあたります。
たとえば、次のような規程の1文を想像してみてください。
出張費の精算は、事前に申請した場合に限り、翌月10日までに提出すれば認める。
急いで読むと、翌月10日までに出せばいいと受け取ってしまいます。でも本当は、事前に申請していることが条件なんですよね。
規程も契約書もメールも、肝心なことほど1文の途中に条件として埋まっているので、落とすと後から大きな手戻りになります。


指示語が何を指すかを取り違える
2つ目は、それ・この件・前述の方法といった指示語が何を指しているかを取り違えることです。RSTの照応解決にあたります。
メールの返信で、この件は来週で大丈夫ですと書かれていたとき、どの件の話なのかを思い込みで決めてしまったことはありませんか?
指示語は、書いた人の頭の中では明らかでも、読む側からは複数の候補が見えることが多いんです。取り違えたまま動くと、相手の意図とずれた仕事を進めてしまいます。
定義を読み飛ばして例だけで覚える
3つ目は、定義の文を読み飛ばして、具体例だけで分かったつもりになることです。RSTの具体例同定にあたります。
新井さんは人事担当者向けのメディアのインタビューで、コンプライアンス研修の例を挙げています。定義を読み飛ばして事例だけを覚えると、事例と違う場面で知らずにルールを破ってしまう危険がある、という話です(出典:日本の人事部 2026年2月24日)。
例だけで覚えた知識は、例と同じ場面でしか使えません。定義まで正確に読んでいる人は、初めての場面でも自分で当てはめて判断できるんです。
大人もリーディングスキルテストを個人で受けられる
自分のシン読解力を測ってみたい大人は、リーディングスキルテスト(RST)を個人で受検できます。個人受検は代々木ゼミナールが行っていて、社会人が対象です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 社会人(大学生以下は申し込み不可) |
| 受け方 | 会場に置かれたタブレット型PCで受けるテスト |
| 時間 | 約60分(ガイダンス10分・テスト50分) |
| 受検料 | 4,400円(税込) |
| 結果 | 受検後3週間ほどでマイページにPDFで届く |
出典:代々木ゼミナールのRST個人受検ページ(2026年10月1日時点。日程や料金は変わることがあるので申し込み前に確認してください)
『シン読解力』を読んだあと大人が試せる3つの読み方
本を読んだあと仕事で生かすなら、長い1文を分けて読む、指示語が出たら戻る、定義を読んだら例を作る、の3つから始めるのがおすすめです。どれも今日の資料やメールで試せます。
ここで紹介するのは、本の考え方をヒントに私がすすめている読み方です。本に載っているトレーニングそのものではないので、本格的に鍛えたい人は本の巻末のトレーニングにも取り組んでみてください。
長い1文は主語と述語と条件に分ける
1つ目は、長い1文が出てきたら、誰が(主語)・何をする(述語)・どんな条件で、の3つに分けて読むことです。
先ほどの出張費の例なら、次のように分けられます。
- 誰が:出張した人が
- 何をする:精算書を翌月10日までに提出する
- 条件:事前に申請した場合に限る
頭の中で分けるだけでも、条件の読み落としはぐっと減ります。大事な規程や契約書なら、余白に条件とだけメモしておくと確実です。
指示語が出たら指している言葉に戻る
2つ目は、それ・この・前述のといった指示語が出てきたら、何を指しているのかを前の文に戻って確かめることです。
全部の指示語で戻る必要はありません。お金・期限・担当者に関わる文の指示語だけ、指している言葉を指で押さえるくらいの気持ちで確認します。
確かめても分からないときは、相手に聞いてしまうのがいちばん早いんです。この件とは見積もりの件で合っていますか、と一言返すだけで、取り違えたまま進むことを防げます。
定義を読んだら自分で例を1つ作る
3つ目は、定義の文を読んだら、それに当てはまる例を自分で1つ作ってみることです。
研修資料に利益相反の定義が書いてあったら、自分の部署で起きそうな例を1つ考えてみます。例が作れたら定義を理解できていて、作れなかったら定義をもう一度読むサインです。
本に載っている例を覚えるより、自分で例を作るほうが、初めての場面でも使える理解になるんですよね。





3つ全部を毎回やろうとしなくて大丈夫ですよ。まずは明日いちばん大事な資料1つで試してみてください。
ただ、ここで1つ困ったことが出てきます。仕事で読む文章は毎日たくさんあるので、3つの読み方を丁寧にやっていると、どうしても時間が足りなくなるんです。
正確に読む力に速さを足す理由
正確に読む力に速さを足す理由は、仕事の文章には量と締め切りがあり、時間が足りなくなると真っ先に正確さが崩れるからです。
ここから先は『シン読解力』の主張ではなく、速読を教えている私の考えです。本が示す正確に読む力を土台にしたうえで、仕事の現場で何を足せばいいかをお話しさせてください。
仕事の文章には量と締め切りがある
仕事で読む文章には、教科書と違って毎日の量と締め切りがあります。メール、報告書、規程、業界ニュースが次々に届き、会議までに読み終えないと判断に間に合いません。
どれだけ正確に読める人でも、会議が始まる時点で資料の半分しか読めていなければ、仕事では読めていないのと同じになってしまいますよね。
今の自分がどれくらいの速さと正確さで読めているかは、1分でできる大人の読解力テストで確かめられます。
時間が足りないと正確さから崩れる
読むのが遅いまま締め切りが迫ると、後半を流し読みすることになり、そこで条件や例外を読み落とします。読むのが遅いことが、正確さを崩す原因になるんです。
前半は丁寧に読めていたのに、時間切れで最後のただし書きを見落とした経験はありませんか? 正確に読む力があっても、使える時間が足りなければその力は発揮できないんですよね。
速さは正確さの上に足すもの
速さは正確さと取り換えるものではなく、正確さの上に足すものです。正確に読む力を土台にして、その読み方のまま速くなれたとき、仕事で使える読解力になります。





速く読んだら、余計に読み落とすんじゃないの?って思いますよね。だからこそ、正確に読む土台を崩さない読み方で速くするんです。
反対に、正確に読む土台がないまま速さだけを上げると、目で文字を追っているだけの読み方になってしまいます。速く読むと理解は落ちるのかという疑問には、こちらで詳しく答えています。


正確さを落とさず速く読む速読法GSR
正確さを落とさずに読む速さを上げる方法として、私が教えているのが速読法GSRです。飛ばし読みではなく、頭の中の音読を減らして脳の処理の仕方を整え、正確さと速さを一緒に上げていきます。
なぜここで速読の話になるのかというと、正確に読む力に速さを足すには、根っこの読み方そのものを変える必要があるからです。
前の3つの読み方は今日から効きます。でも、ゆっくり丁寧にやるほど時間がかかるという問題は、読み方のコツだけでは解決しません。
コツを1つずつ思い出して使うより、正確に意味を取る読み方を保ったまま、読む速さそのものを上げてしまったほうが早いんです。
速読はシン読解力と対立しない
速読は、シン読解力と対立するものではありません。私が教えている速読は、正確に読む力の上に速さを足すためのものです。
速読と聞くと、ページをパラパラめくって拾い読みする方法を思い浮かべますよね。それでは条件や例外を読み落とすので、この記事で見てきた正確さとは正反対になってしまいます。
速読法GSRは、脳の使い方を変える読み方のトレーニングです。書かれた意味を正確に取ることを手放さないまま、それにかかる時間を短くしていきます。
頭の中の音読を減らして意味を取る
GSRで速さを上げる中心は、頭の中で文字を声に出しながら読むクセを減らし、目で見て意味を取る読み方に変えていくことです。
頭の中で声に出していると、読む速さは話す速さを超えられません。しかも声を追うことに頭の作業スペースが使われ、条件や指示語の関係をつかむ余裕が残りにくいんですよね。
GSRでは次の3つを組み合わせて、正確さと速さを一緒に上げていきます。
- 頭の中の音読を減らし、見て意味を取る読み方に慣れる
- 速いスピードで文字を見る練習をして、脳を速さに慣らす
- 読み終えたら要点を自分の言葉で書き出し、正確に読めたかを確かめる


3つ目は、この記事で紹介した定義から例を作る読み方と同じ考え方です。読んだあとに自分の言葉で取り出せたかで、正確さを毎回確かめていきます。
速く読んでも内容を説明できるようになった受講者
GSRの受講者には、速く読むようになっても内容を正確に説明できるようになった人がたくさんいます。
6週間で学ぶGSRオンラインマスタースクールは、2026年4月時点で累計31期・1,215名が受講しています。受講生の読書速度の成長率は、6週間で中央値20.68倍でした(出典:PR TIMES 2026年4月8日のプレスリリース)。
ただ、私が伝えたいのは速さの数字だけではありません。速く読めた気になっていただけの人が、内容を理解して説明できるようになった変化を見てください。


昔、速読に100万円以上を投資したにも関わらず習得できず挫折。速く読めた気になっているだけで、理解は全くできていない状態でした。しかし、GSRでは1分間に1万文字以上(日本人平均は500文字/分)を読み、アウトプットすることができました。
72歳にして、速読のリベンジ達成です!おかげさまで目標だった1年間で500冊読破にも成功しました!


GSR式速読を学び、494文字/分→146,300文字/分まで読めるようになりました。100倍以上のスピードアップをして、昔は年間1冊くらいしか本を読まなかったのですが、今では年間600冊以上の本を読んでいます。
その結果、患者さんの訴えていることの表面的な言葉だけでなく、裏の意味まで読み取れるようになって治療の質が上がりましたし、患者さんが増えてビジネス面での成果にも繋がりました。そして、本の知識を元に、学会で発表することもできました。
2人とも、速くなっただけでなく、読んだ内容を正確に取り出して人に伝えたり仕事に使ったりできるようになっています。正確さの上に速さが乗ると、読む量が増えても中身を取りこぼさないんです。



正確に読める人ほど、速さを足したときの伸びが大きいんですよ。土台がある分、崩れにくいんです。
『シン読解力』を読んで正確に読むことの大切さが分かった今が、読み方を変えるいちばんのタイミングです。
まずは無料の入門動画講座で、正確さを落とさずに速く読む読み方を体験してみてください。動画を最後まで見ると、通常5,000円のGSRオンライン体験会にも無料で参加できます。
『シン読解力』についてよくある質問
- シン読解力とは何ですか?簡単に要約すると、どんな本ですか?
-
シン読解力とは、教科書や新聞のように情報を伝える文章を、書かれたとおりに正確に読む力のことです。『シン読解力』は、リーディングスキルテストの50万人を超えるデータをもとに、この力が学力や仕事を左右すること、大人も含めて多くの人が身についていないこと、トレーニングで伸ばせることを示した本です。
- 『シン読解力』と『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』は何が違いますか?
-
2018年の前作は、教科書を正確に読めない子どもが多いという問題を示した本です。続編にあたる『シン読解力』は、その力にシン読解力という名前をつけ、学校の言葉の特徴を分解し、大人と子どものトレーニングまで示しています。前作を読んでいなくても、こちらから読めます。
- 本をたくさん読めば、シン読解力は身につきますか?
-
読書量を増やすだけでは身につかない、というのが本の立場です。出版社の紹介でも、シン読解力は国語や読書では身につかないとされています。物語を楽しむ読み方と、情報を正確に取る読み方は別のスキルなので、正確に読む練習が別に必要です。
- シン読解力は大人でも鍛えられますか?
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鍛えられます。本の巻末には、大人のためのトレーニングが初級・中級・上級に分けて載っています。本を開く前に試すなら、長い1文を誰が・何をする・どんな条件でに分けて読む、指示語が出たら指している言葉に戻る、定義を読んだら自分で例を作る、の3つが今日の仕事の資料から始められます。
- リーディングスキルテスト(RST)は大人も受けられますか?
-
受けられます。社会人向けの個人受検を代々木ゼミナールが行っていて、会場のタブレット型PCで約60分(テストは50分)、受検料は4,400円(税込)です(2026年10月1日時点)。日程や料金は変わることがあるので、申し込み前に代々木ゼミナールのページで確認してください。
- 『シン読解力』は速読をすすめている本ですか?
-
いいえ、すすめている本ではありません。本のテーマは、書かれたとおりに正確に読む力です。正確に読む力に速さを足すと仕事で使える読解力になる、というのは速読を教えている私の考えで、正確さを落とさず速くする方法として速読法GSRを紹介しています。
あわせて読まれているのが、「読解力を鍛えるおすすめ本」と「読解力のない人の特徴」の記事です。
まとめ
『シン読解力』は、教科書や新聞のように情報を伝える文章を正確に読む力について、新井紀子さんがリーディングスキルテストのデータをもとに書いた本です。
- 2025年2月11日に東洋経済新報社から発売された、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の続編
- シン読解力は国語の読解力とは別のスキルで、大人も十分に身についていないことが多い
- 学校では教わらないが、トレーニングで伸ばせる
- 仕事では、長い1文を分ける、指示語に戻る、定義から例を作るの3つで読み違いを減らせる
正確に読めていなかったとしても、それはあなたの能力の問題ではありません。正確に読む読み方を、誰にも教わってこなかっただけです。
まずは明日いちばん大事な資料で、3つの読み方のうち1つだけ試してみてください。
そのうえで、正確に読む力を保ったまま読む量と速さも手に入れたいなら、迷わず無料の入門動画講座を受け取ってください。正確さの土台に速さが乗ったとき、あなたの読解力は仕事でそのまま使える力になります。













